舞台版『らせんかいろ』稽古8日目♪ |  すぐすぐの実 -Ameba ver.-

 すぐすぐの実 -Ameba ver.-

.。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。.

今日は舞台版『らせんかいろ』のお稽古日です♪

 

前回、ミザンスという全体の配置、

つまり本番の劇中で誰がどこに立っているか、という立ち位置を決めました。

 

月曜日のお稽古から、3日目の今日、

ミザンスがついてから初めてのお稽古になるわけですが、

Twitterでも言いましたけど、

この3日間で、

本来であれば、

ミザンスを踏まえて、

この立ち位置の時はどういう気持ちで移動するのか、

何をもって移動するのか、立っているのか、などなど。

各々が、すべての動きに意味付けをしなくてはならない作業があって、

それを自分なりに完璧に準備する期間となります。

 

「え? たったの3日で?」と思うか、

「3日ももらえるのか♪」と思うか。

それは個々によって違うと思いますが、

ぶっちゃけ、正しくは後者の考え方です。

 

だってね。

普通の舞台。

朗読劇のように台本を持たずにストレートで演じる舞台の場合、

台詞を暗記して、立ち位置も暗記して、更にその理由づけも全部自分の中で整合性を持たせて、

更に、段取りだけど自然に動けるように仕上げてくる。

という作業をやらないといけないんです。

 

もちろん、これだって3日ももらえれば御の字です!

かつて事務所の時に舞台ばかりしていた頃なんて、

夜解散して、翌日の朝、午前中には稽古だったので、

半日で頭の中に叩き込んでいました。

役者にとって、それはごくごく当たり前の事です。

 

それに対して、

今回は朗読劇という事で、

台本に書き込みができます。

台詞だって、丸暗記しなくてもいい。

舞台に比べたら、やる事のなんて少ない事か!w

 

それなのに、

3日も猶予をもらっていて、

ミザンスを叩き込めないどころか、

自然に、気持ちで動けないなんて、本当…論外です。

 

別にね、素人玄人に関わらず、

3日もあれば最低限やれる事です。

だって、かつての私も素人1年目で、そこまでやってましたしね(^_-)-☆

というか、本当にひどくて、

本番の二日前にメインキャストが一人増えた事によって、

台本が総とっかえになり、

昨日まで自分が言っていた台詞を別の人が言う。

またその逆もしかり。

なんて事があったのです。

それでも、7~8時間後には、

新しい台本の台詞を全部頭の中に叩き込んで、

もちろん立ち位置なんかも全キャスト分を覚えて、

更に、どの台詞の時にどういう気持ちでどこへ動いていくか、などの整合性もつけて、

稽古にのぞんだんです。

まだ素人だった頃の話です。

 

それなので、素人だから、とか。

初舞台だから、とか。

本当は…言い訳にならないんです。

意識の問題だからです。

逆を言えば、

玄人だからって、意識が低ければ、

いくら時間があっても、出来ないままなのです。

 

そんなわけで!

今日のお稽古では、

皆さんの向き合い方や、意識レベルなんかが丸わかりになっちゃうと思われます♪

 

 

なんて言うと、

「下手こけねぇ!!!」って、

お稽古に行くのがイヤになっちゃいそうですけどね(*≧艸≦)ププ☆

 

ちなみに!

仮に、整合性をもって自然に動けるレベルに達していなかったとしても、

この3日間で誠実に向き合ってくれていた、とか、

頑張っていたんだろうな、というのは、

正直、見ていてわかります♪

 

それなので、お稽古までの時間、

いろいろと自分なりに考えて解釈してみてください♪

そして、それを演出家に見せてください。

 

今日のお稽古を楽しみにしています♡