コロナ元年、2020年(令和2年)は、個々の入念な衛生管理の視点に基づき、これまでの生活様式をリセットしつつも、新たなる意識の高さ、そう、洗練された対他認識を創出しようとする、正に人生の修羅場、その挑戦の年でもありました。


 持ち込まない、付けない、増やさない、そして、やっつける! 感染症の問題のみならず、トラブルへの対処としては、一社会人の心得として当然至極であります。出先に於いては、決して我見に陥ることなく、与えられた決め事は守り、その場における正しい作法と動作を身に着けることが、いの一番のエチケットだからです。

 自分で辞めない、クビにならない、病気にならない、そして死ぬまで働く! 直ぐ出れるようにしておく!模範的お勤め人の基本中の基本話ですが、それに加えて、人生の向かい風、そして上り坂に於いて実証を掴めるか、その本気度、つまり肝を据えて考え抜いた者のみこそが、成功という映えある祝杯を、初めて吟味することが出来るのです。

 自由競争社会、そして実力主義、その全ては最も努力した者が必ず上を行くという、成功哲学の証明、歴史は常に、挑戦者の信念によって塗りかえられる、闘魂の履歴書であります。正にセルフメイド、そしてキブ&ギブ!自らの信念で、大いに仕事の鏡を磨いて参りませんか?

 何を最も優先させなければならないか。真摯に分かっているつもりでも、新たな知見との交わりを持つたびに、ある種の揺さ振りを、決して隠すことの出来ない、映えある思考の坩堝。そう、潜在意識と顕在意識の駆け引き、その狭間でアイデアの糸は、個人の信念に執拗な程に纏わり付き、これから踏み出そうとする更なる一歩が、本当に最高のステージであるかどうかを精査する、運命という名の隅石であります。正に一生に一度限りの人生、絶対にこれだけはと公言しうる、研ぎ澄まされた未知への物差し。それが個人の挑戦であります。やり遂げるぞ!って自らに鞭を打ちつつも、最も抵抗の少ない、そして最短の道筋を模索する熱意と誠意の証。そう、退路を断つという我が一念こそが、誠に一意専心のシャッターの全てであります。