先日の台風10号は西濃地域に強烈な大雨をもたらしました。

 

台風一過から1週間近く経過しましたが、被害のご報告も入っています。

 

今回の台風では、池田町近くのうちの事務所は直接的な被害はないものの、浸水の恐怖を味わいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これらはピーク時の動画、画像です。

私の膝下20センチくらいの水位があったと思います。水位の高さよりも怖かったのは、水位が上がる早さです。

 

一番最初に浸水気づいた時から10分も経たない間に画像の状態になりました。

 

 

 

今回の大雨では、杭瀬川の隣を流れる用水路から水が大量に溢れてきました。

この用水路は揖斐川と繋がっており、おそらくですが、ダムを放流した事で急激に水位が上昇し、用水路がキャパオーバーになったのだと思います。

 

 

同じタイミングで杭瀬川の水位は下がり始めていたので、この水は早く引き始めるだろうと判断しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日の同じ地点での画像です。

水位は下がっており、昨日とは全く異なる景色となっています。

 

非常に怖い思いをしましたが、貴重な経験が出来ました。今回の教訓としては、以下の通りです。

 

①大雨の時の浸水のスピードは早い。発見したら、即避難行動を開始すべき。

 

②西濃地域に限定した話ですが、堤防は過去の人達が残してくれた知見の結晶を現代の技術で回収した物で、余程の事がない限り決壊する可能性は低い。(個人的意見です)

 

③堤防とは逆に、近年のゲリラ豪雨・線状降水帯等による局地的な豪雨により用水路がキャパオーバーになり溢れる可能性が高い。生活圏内であれば、普段から用水路の場所をチェックし、危険の無い範囲で雨の時の水位を確認するなどして、雨が溢れやすい地域を抑えておくべき。

 

④徒歩移動の時はスニーカー。長靴だと靴の中に水が入り込んで、逆に歩きにくくなる可能性が高くて危険。泥水の中は見えないので、足をケガする可能性のあるサンダルは危険。濡れるのを覚悟してスニーカーで移動するのが最も安全。

 

⑤車での移動は遠回り。安全を確保。水は高い所から低い所へと移動します。高低差を考えて、走るルートを選択する事。安易な判断は命取りで、最悪、水がエンジン内部に浸水すればエンジンは間違いない始動不能です。

 

今回の台風では貴重な経験が出来ました。

未だ台風シーズンは続きますので、引き続きご注意ください。