おはようございます。

昨日は、事故の時点では保険契約の有効性が確認できず無保険状態であったが、その後幸いにも契約が有効となり、事故対応に移行していったケースをお伝えさせて頂きました。

 

今日はその続きで、相手が無保険状態だった場合の対応方法について、お伝えします。

最初にお断りしておきますが、これは非常にレアケースの為、私が考える方法が最適解ではありません。

あくまでも保険代理店の一つの考えとして、ご一読ください。

 

対応方法としては、3つあると考えます。

 

①自ら相手と直接交渉する

これはお互いの損傷が軽微(ほぼ無い)場合に限られると思います。

 

②保険会社に一任して、無保険者と交渉してもらう

現実的には、こちらになるかと思います。

但し、問題(厄介)なのは、仮に相手との示談が成立して、責任割合(過失割合)が決まったとしても、相手がその負担額を払う事に関しては、法的な拘束力がない事にあります。

極端に言えば、過失割合は決まったけど、お金が無い人の場合は、相手からお金の回収が出来ず、やられ損になります。

保険会社は裁判所ではないので、財産の差し押さえの様な行為は出来ません。

お金を払うかどうかは相手の意思判断に委ねられます。

 

③弁護士に一任する

個人的には、弁護士に一任するのが最適解だと思います。

理由としては②でもお伝えした通り、保険会社に一任して仮に示談に至っても、相手の負担分を法的に回収する事は保険会社では出来ないからです。

弁護士であれば、訴訟し、裁判により和解or判決が出た場合、法的な拘束力が発生しますので、仮に相手が支払いに応じなかった場合、財産差押え等の強制的な対応が可能となります。

但し、相手に財産資力がある場合の話であり、「無保険車=自動車保険に加入する経済的な余力がない」方であれば、弁護士に委任した場合でも、相手からの回収が困難な場合もあると思います。

 

なので色々と考えると、やはり「事故を起こさない、巻き込まれない」というのが最善策という事になります。

 

これまで多くの事故対応を経験してきましたが、相手側が無保険だったという事はありませんでした。

ただ、私の経験上ですが、田舎の高齢者(男性)で「事故する様な運転は絶対にしない!」という謎の自信とプライドをお持ちで、無保険だった方に何度かお会いした事があります。

 

他にも、保険料が適正に支払われず保険契約が解除(無効な状態)となっている方も世の中にはいらっしゃると思います。

 

自分が事故を起こさないのは勿論ですが、事故に巻き込まれない為には、①運転する時間帯(混雑を避ける)、②目的地までルートの選択(見晴らしが良く、走り慣れた道)を選択するのが重要だと思います。

 

今日も最後までご一読頂きましてありがとうございました。