先日お客様とのご訪問の際の話です。

 

現在の生命保険の契約の内容が近々満期を迎え、その更新の提案があったらしいのですが、内容がよく分からないので、教えて欲しいとの事でした。

 

現在のご契約は、○○生命で長年お付き合いのある生保の女性営業担当者から更新の内容を提案されたとのお話。

 

とにかく、「詳しい中身の説明がなく、保険料の話に終始していて、よく分からない」とお困りの様子でした。

 

 

配付されていた資料から分かる範囲で、現在の契約内容と、提案内容について、ご説明させて頂きました。

 

更新のタイミングだと、どうしても今の契約内容を基準に考えがちです。

人生のライフプラン上において、大きな変化がないタイミングであればそれでも良いと思います。なぜなら、保険に加入する前提に変化がないからです。

 

この方に関しては今回そうではなく、近々退職を控えられているというタイミングでした。

退職すれば収入も減りますので、保険に加入する前提も大きく変わります。

 

現在の内容を元に更新後の内容を検討してもあまり意味がありません。

 

なので、

 

「今入っている内容は一度白紙にして、今のご自身にとって必要最低限の保障を考えてみてください」

 

とお伝えしました。

 

また合わせて、お伝えさせて頂いた事ですが、

 

「高い保険料を払っても、健康上のリスクを全て解決する事は出来ません。

 

極端ですが、保険料を半分に抑えて、健康維持の為にスポーツジムに通ったり、サプリメントを購入したり、普段よりも食事に気を使ったりしても良いと思いませんか?」

 

とお伝えしました。

 

私は保険の営業マンですが、保険であらゆるリスクを全て解決できるとは思っていません。

 

保険は、人類が生み出した素晴らしい仕組みだと思います。

 

但し、保険はあくまでもリスクヘッジの手段なので、予め、リスクを想定する必要があり、想定外のリスクには対応しきれません。

 

(稀に、保険業界には、保険であらゆるリスクを解決できると考えていそうな人がいますが)

 

退職すれば、これまで以上に自由な時間が増えますので、自分の身体や健康と向き合う時間も増えると思います。これまで保険料に回していたお金を健康維持の支出に回して、「健康寿命を延ばす=病気になるリスクを減らす」という考えはアリだと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。