皆さま、おはようございます。

今日は私が気になっているトピックスについてお伝えします。

①「円安」

 

昨年9月以降より円安傾向が続き、3月12日には1㌦=117.32円となりました。

円安は輸出産業が多い日本にとって望ましいですが、資源価格が高騰している今の状況においては望ましくありません。

資源価格の高騰×円安のダブルパンチになり、家計への影響が深刻化する可能性があります。

 

これだけ円安傾向にあるのは、円のが弱体化している事にあり、国の予算が歳入に見合わない膨張財政にあり、日本の将来性に危惧したマーケットの評価かと捉える事も出来ます。

 

私が社会人になった年は1㌦=80円台で、今とは比較にならない程の円高でした。

当時の日本でも借金財政は今と変わりありませんが、消費税率5%で、まだ増税余地があるとの判断から、相対的に円が強いとされていました。

 

そこから10年以上経過しましたが、円の価値は下落し続けているというマーケットの評価だと言えると思います。

 

コロナの経済対策もうまく言っているとは言えませんし、更に、ロシアとウクライナの戦争により、資源価格が高騰する事は不可避です。

 

そうなると、GDPの成長率は鈍化する事は間違いないでしょうから、円高にシフトする事については期待できる材料には非常に乏しいです。

 

②「日米の株式市況」

 

過去1か月の、日経平均株価と、ニューヨークダウの推移について調べてみました。

・日経平均株価 -1916.81円(-7.08%)

・ニューヨークダウ -1621.98ドル(-4.69%)

 

アメリカの方が2.5ポイント程、下落幅が少ないです。

 

また戦争以降の日経新聞の記事で目にしましたが、米国はLNGの生産能力を2割増する設備投資を発表しています。今の国際情勢を踏まえると、ヨーロッパは露から米に天然ガスのシフトを進める可能性が高い事が考えられます。そうなると、米国はヨーロッパへのシェアを拡大する事ができ、敵国のロシアを経済制裁により弱体化させる事が出来ると予想する事も出来ます。

 

過去の大戦は、金融恐慌、石油禁輸、半島での利権争い、様々な要因が重なって始まりました。怖いですが、今の状況というのはそうした歴史を思い起こします。

 

誰しも人間同士が殺し合う事は望んでいないはずです。

 

事態の早期終結を願うばかりです。