はじめまして須黒税務会計事務所の所長をしております須黒忠でございます。

 今週よりブログをスタートさせていただきます。



 平成23311日東日本大震災が起き、今日本は大混乱に陥っています。

 便利さ過剰、平和ボケの中で起こった超ショッキングな出来事

 今は、落ち込み、自粛、計画停電、放射能問題等で国全体が暗いムードになっています。

 そんな中、微力で何の後ろ盾のない中小企業は「極端な売上低下」という2次的な災害に見舞われています。

 いつも最初に割を喰うのは「弱者」という構図です。

 しかし、日本の復興には中小企業が担う役割は小さくなく、ここでくじけるわけにはゆきません。

 なんとしても生き残ってゆかなくては・・・・・


 私自身何かできることはないかと思ったのですが、中小企業の経営者様達に少しでも元気を取り戻していただきたい、という主旨で以前セミナーでお話させていただいた「私の目に映る利益を出し続ける会社経営者の行動性格特性の共通点」という内容の原稿をブログ仕様に直して公開してみることとしました。

 関心のあるむきは目を通していただければ幸甚でございます。



現在、当事務所では、年間150件以上の会社の税務申告のお手伝いをしております。

業種もまちまちなら規模もまちまち、そしてトップの方も老若男女色とりどり。

私は、毎日のようにそれら会社の社長さん方にお会いしておるわけです。

そんな中で一様に感じるのは、社長さん方の御苦労の多さと孤独感です。

大変なんですよね、社長さんは。

普通に考えると、そんなに苦労が多いのなら当然それに報いられるだけの報酬を受けているのだろう、と思われるかもしれませんがこれがその限りではない。いつも申し上げますが、社長がちゃんと報酬もとれて、なお会社も利益を出しているところはそんなに多数ありません。まごまごしていると幹部社員より社長の方が報酬が少ない、というようなケースもあります。

では、報酬が少ない社長は苦労も少ないか?これがそうはいかない。事業がうまくいっていようがいまいが苦労の多さは同じ、いや、事業が順調でない報酬等も恵まれていない社長の方が苦労が多かったりします。

ともかく、利益の出ない会社の社長ほど悲惨なものはありません。

実績がないから、業界でものが言えない。社員に人並以上の給与を払えないから、いつも無言の突き上げをくっている。自分の報酬も安いから女房にもいい顔はされない。税理士には叱られる?それよりなにより、社長御自身の報われないつまらなさ、つらさは言葉では言い表せないもののようです。



その上、絶対、逃げられない。

そう、社長さんは・・・・・・

いったん社長を引き受けたら儲けなくてはいけない。絶対利益を出し続けてゆかなくてはいけない存在なのです。



そこで、縁あって出会うすべての社長さんの経営する会社が、利益体質になっていただきたいという願いを込めて、当事務所のお客様の中で利益を出し続けている会社社長の行動性格特性の共通点を抽出し、そのバックボーンとなっているものは何なのかを探り出し、皆さんの参考に供してみようと思い立ちました。

私の感覚の中での抽出ですので、すべてが当を得ているかわかりませんが、一つでも二つでも皆さまのお役に立つ点があれば、と思っておりますので、お付き合いよろしくお願いいたします。