もう少しで5歳になる次男が朝いきなり拗ねて、だんまり。

テーブルの下にズルズルと潜って、不機嫌オーラ全開。

 

 

朝これをやられると

時間がないのに~と本当に参ってしまうし

朝からイライラさせないで。

毎朝、勘弁してよ

 

一気に疲労感がおしよせます。

なんなら泣きたくなっている私。

 

 

昨日の朝も、そうでした。

 

食べたいというから作ったビーマンとウインナーの炒め物をお皿に乗せたとたんの出来事。

 

「食べたいっていったから作ったんだよ」

「ピーマンが嫌だったの?」

「言ってくれなきゃわからないよ」

「もう、そんな態度やめて」

「お母さん、一緒に住めないよ」

 

最後の方は泣けてきそうに。

育児って本当に辛い。

いくつになってもそう思ってしまう私。

 

それでも昔、妹に言われた言葉を思い出すのです。

「すーちゃんは長女だから二番目の気持ちがわからないんだよ」

「私にはそーくんの気持ちがわかる。必ず理由があるんだよ」

 

妹もよく拗ねて、

道端から動かなくなったり

電柱にしがみついたり

 

そのたびに私は待ちぼうけ。

母も困って、それでもずっと待つ

そんなことがよくありました。

 

妹は「お母さんに分かってもらえなくてずっと悲しかった」

「私には理由が必ずあったけど、お母さんは全然気が付かなかった」

 

そい話していたのをよく覚えています。

 

だから、私には二番目の子の気持ちが根本的には理解できないんだと心に止めて

いつも次男と向き合わないと

そう思っています。

 

「この子がこうしているのには必ず理由がある」

 

 

それだって全然わからないし

ふてくされた人間の放つオーラといったら

容易に私はイライラさせられてしまいます。

 

 

やっぱり怒ってしまうけれど、

怖がらせて、もう知らないと傷つける言葉を言って

子どもが泣いたら終了する。

 

それじゃあ、何の解決にもならないし

この子の心を置いてきぼりにして寂しくさせるだけ

そう思うようにして(さ中にもなるべく……難しいですが)

 

大きくなって、心の様も複雑に

自分を持っている子に

その場をうやむやにして終わらせていくのは

自分が親として、人間としてのかかわりから

逃げている。

 

 

そう思って

昔は出来なかった、一端イライラを抑える努力をして

 

「理由」を探ることに取り組んでいます。

 

ほんと、取り組みです。

 

 

ぶんぶん首を振って

イライラに飲まれないよう

「理由があるんだよね」

「お母さんに教えてくれる?」

「お母さん、わからないから」

「次もまた、同じことの繰り返しになっちゃうから、理由を教えて。

そうしたらお母さん、次はどうすればいいか考えられるから」

 

 

そんなふうに、ずっと伝えます。

 

 

時間がかかっても諦めないように。

 

今この子の心に向き合わずしてどうするか

他に大切なことはないと

優先順位が一番にしています。

 

 

 

心って、

小さいことの積み重ね。

 

 

「理解しようとしているよという気持ちは

全身全霊で向かいあってる態度から子どもに伝わっているよ」

 

二人目の気持ちがわかる妹に

そう言われて本当に嬉しかった私です。

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だんまりのまま、ふてくされるから

あの子の気持ち

分からないままの時も

 

 

それでも、私はあなたと一緒に生きているから

毎回。全力で向き合うよ。

毎回、子育て嫌になっちゃうけど

 

 

「そ-くんごめんね、お母さん怒鳴って悪かったよね」

「そーくんも悪かったよ」

 

仲直りのぎゅうをして

ぬくもりを感じると

 

 

やっぱり、この子が大好きなんだ

自分の感情に振り回されてごめんね

と毎回思う私です。

 

 

 

テーブルの下からぐいぐい引きずり出してしまった私。乱暴でした。

 

 

後になって、ふと思い出した

 

ウインナーを次男のお皿によそったあと、

それより多く長男のお皿によそったら

すぐにふてくされたことを。

 

 

もしかして、少なく盛られたから嫌だったの?

 

 

聞いてみると

怒った顔が一気に変わって

わんわん泣き出してしがみついてくる次男。

 

 

そうだったんだ。

自分もたくさん欲しかったからだったんだ

 

遠慮して、言えなくて

そんなことでふてくされている自分も何だか恥ずかしくて

お母さんを困らせてるのもわかっているから

ますます言えなくなってしまう

 

そんな気持ちを垣間見て

私も涙がにじみました。

 

言えなかったんだね

 

言葉をかけると

 

うなずいてぽろぽろ涙が流れます。

 

たくさんよそって食べようね。

 

 

 

そうして無事に朝ごはん(大幅な時間オーバー)となりました。

 

私と次男の奮闘を横目に

何事もなくパクパク食べている長男。

 

 

平常心が羨ましい!