「お母さん」乙女な絵が描ける息子。

 

 

息子の保育園でお泊り保育がありました。

 

バスに乗って、

親からも、保育園からも

離れた場所で

 

一泊二日のお泊まり会。

 

夜におうちの人からの手紙を

 

お子さんたちに読みたいので

と先生方の粋な計らいで

我が子へ手紙を書きました。

 

お迎えの日

 

引率して下さった先生から

 

「お母さんの手紙、泣きました。」

「私が泣きだしたから

子供たちに神妙な顔されちゃいました」

 

とお話し頂き

 

私の方が感動しました。

 

親である私の手紙で泣けるのは

 

先生が子どもたちを

親のような愛で

見つめているということだから。

 

 

子供たちの成長を悦び

親よりもたくさんの時間を過ごし

一緒に生きてくれているから。

 

 

家族でない人が

我が子へ向けてくれる

無償の愛に

私はいつも胸がいっぱい。

 

 

その愛情に涙がでるほどの

感動を覚えます。

 

我が子への手紙を少しだけ

載せさせて頂いて

先生への感謝の記録にしたいと思います。

 

 

 

 

 

「Sくん!楽しい夜をすごしていますか。

 

 

きっと楽しくってはしゃいでいることと思います。

 

 

いつでも寝かしつけはお母さん。お母さんでないとダメだった

 

 

Sくんが全く平気でお泊りできる日が来たことが

 

 

寂しくもあり、とても嬉しいです。

 

 

明るくひょうきんに育ってくれてありがとう。

 

 

笑った顔、ふざけて、おどけて、怒ってみせる姿。

 

 

ほんのわずかな一瞬でさえ

 

 

その命が輝いている。

 

 

お母さんを気遣い、いつでも許し、好きだと言ってくれる優しいSくん。

 

 

あなたの人生のひとコマに関わることができて

 

 

本当に嬉しいです。とても幸せです。

 

 

楽しい夜を過ごしてね!   お母さんより」

 

 

 

 

 

 

「お母さんと遊ぶのが一番楽しいよ」

「お母さんとずっと一緒にいる」

 

と言ってくれる息子。

 

きっと一人暮らしをして出ていく時がくると思うよ

 

と言うと

 

「ふーん」

 

と、あどけない横顔。

 

お母さんがおばあさんになったら

 

Sくんはおじさんだね

 

と言うと

 

「何だそれ~」

 

とケラケラ笑う息子。

 

 

ずっと先のお別れするその日には

 

「お母さん大好き」

 

と言ってくれる笑顔が

 

目の前に広がって

 

涙で景色が見えなくなりそう。

 

愛しい「今」の積み重ねが人生を作る。

 

今、この時を

 

愛おしく抱きしめたい。