アジア発。ホテルジェンが地元住民の発するクールな夜遊びスポット情報を顧客満足度向上に活用

■今号のスゴい★PR事例■

アジア・太平洋・中東発。

ホテルジェンが地元住民の発するクールな

夜遊びスポット情報を顧客満足度向上に活用

|スゴい★PR《海外マーケティング最前線》

読者の皆様、こんにちは。

ビジネスでの出張やプライベートでの旅行などで宿泊先を選ぶ際には、どのような要素を重要視しますか？

ホテルブランド、価格、立地・利便性、機能性、サービスやアメニティ、スタッフのホスピタリティなどを、様々な情報源から判断して決定されていることと思います。

今回は、多数のホテルが競合する環境において、他ホテルとは一味違ったサービスで宿泊客をもてなそうとしている事例をご紹介したいと思います。

宿泊客の「日が暮れてからの時間」の過ごし方にもっとバリエーションと楽しさを提供したいと今回の取り組みを行っているのは、

" Hotel Jen / ホテルジェン "

Picture:Screen shot from Hotel Jen Official Facebook Page

ホテルジェンは、香港に本拠地を置くケリー・グループ（嘉里集団）が経営しているホテルです。

ケリー・グループは、高級ホテルとして人気のシャングリ・ラホテルズ＆リゾーツ並びにSPA施設の経営で知られています。

アジアや中東の主要都市並びにリゾート地に複数のホテルブランドを展開しているケリー・グループですが、ホテルジェンは2014年8月25日に発表されたグループの中で最も新しいホテルブランドです。

同グループのビジネス層をターゲットとしたトレーダースホテルを転換・開業したものが多いホテルジェンは、シャングリ・ラ・ホテルやケリーホテルに比べて、リーズナブルな価格設定になっており、グループの中でもカジュアルなホテルブランドです。

さて、ブランドとしてはまだまだ新しいホテルジェンが今月からスタートさせたのが、

" Night Light Map "

というキャンペーンです。

Picture:Screen shot from Campaign Brief Asia

昼間はいわゆる観光スポット巡りをしているであろうゲストに、日が暮れた後は一般の旅行ガイドは脇に置いて、ローカルっ子が楽しむようにその街を探検して、新たな発見を楽しんで欲しいというホテル側の思いが同キャンペーンスタートのきっかけです。

キャンペーンの中心となっているのは、SNSなどに投稿される位置情報付きで投稿された内容をリアルタイムで収集し、それらの情報を反映したマップです。

Picture:Screen shot from Hotel Jen Official Website

ホテルジェンの立地する9都市（北京、ブリスベ―ン、香港、ペナン、シンガポール、モルディブ、マニラ、瀋陽、ジョホールバル）について作成されているマップに集められているのは、一般の旅行ガイドブックには掲載されていないローカルたちが集うレストランやバー、クラブなどのナイトライフを楽しめるスポットが主。

地図上の☆マークは、ローカルがおすすめするナイトライフが楽しめるスポットを、Jマークはホテルジェンがピックアップしたスポット、そして〇印は観光客が集まる定番のスポットを表示しています。

ちなみに各都市のマップは、「日が暮れた後」にのみ閲覧できるシステムになっています。

これらのお役立ちマップの他にも、ジョホールバルではアクアズンバレッスン、香港では夜のハイキングを楽しむイベントなど、日暮れ後に参加できる様々なアクティビティをホテルが主催しています。

実は昨年から、" Leave boring behind " というキャッチフレーズのもと、宿泊客に滞在期間をいかに最大限に楽しんでもらうかという点にフォーカスしてきたホテルジェン。

今後も、ホテルの立地する各都市のローカルインフルエンサーの情報を有効活用するなどしながら、顧客満足度の向上を継続していくようです。

※ニュースソース