僕が物心ついた頃は、
もうすでに我が家は火の車だったようです。
父は真面目なサラリーマンでしたが、
あることがきっかけで
どうしてもその会社にいたくなくなり、
僕が幼稚園に行く頃に脱サラをしました。
そして、焼肉屋と八百屋を迷ったあげく、
八百屋さんを開業しました。
買ったばかりの住宅からほど近い場所に
店舗物件を借り、
そこで商売をはじめたのですが・・。
まあ、結果はご想像にお任せしますが。
商売は火だるま状態で
僕が高校一年になる頃まで続きました。
そこでついにジエンド。
ふくれあがった借金は、
暖かい家庭を守ってくれるはずだった
我が家を売却する事でしか
返済する事はできませんでした。
そして、
父のわがままにずっと我慢して来た母は、
家を出て行く事になりました。
僕と、もうひとりの兄弟の姉を連れて。
つづく