最近ちょくちょく顔を合わせる父と
よく話すことがあります。
もし、あの商売が10年遅かったら、
もし、僕があと10年年齢を重ねていたら、
父の商売は、変わったかもしれないね。と。
今でこそ無農薬という言葉は
庶民の共通言語になりました。
でも当時は、
かなりマニアックなお客さんばかりだった。
と父は言います。
何しろ値段も倍以上する。
そんなものを健康のため、家族の為に
食卓に並べる価値観は到底なかったのです。
今ならどうでしょう。
インターネットで、
仮にアトピー患者を持つご家族限定に紹介しても
かなりのアクセスを見込めるのではないでしょうか。
宅配便も、安くて正確になりましたし。
父はお客さんの喜ぶ顔が見たくて
フラフラになりながら夜な夜な
クルマを走らせていました。
きっと今なら、僕も手伝えます。
姉も手伝って、
例えば姉の旦那も手伝ったりすれば、
家族経営で小さな
配達ネットワークが築けたかもしれない。
軽貨物の認可を取っておいて、
配達の隙間を埋められたかもしれない。
つづく