精神科のヤバいリアル。「病院」ではまずない話だが、メンクリでは専門が精神科でない耳鼻科や眼科の医者がバイトで精神科外来をやっていることが少なからずある。理由は「話を聞いて薬を出すだけならどの診療科の医者でもできる」と思っている経営者がいるということと、患者が増えすぎ、医者が辞めすぎて外来担当の医者が足りなくなったため、猫の手も借りたいと考える経営者が耳鼻科の医者でもいいから外来をやって欲しいといって雇うからである。 

一般人からすれば、精神科の外来に精神科以外を専門にしている医者が出ているとはつゆにも思わないだろう。普通そうだ。内科外来に眼科医が出たりすることはない。何故なら門外漢が見よう見まねでやろうものなら患者を殺してしまう可能性があるからである。

ところが精神科となると「精神病で患者は死なない」と勘違いしている医者がたくさんいる。そこが精神科研修をきっちり受けている医者とそうでない医者の差である。自殺以外でも精神病で死ぬ可能性は多々ある。それが10個以上挙げられない医者が精神科外来に出るなど本来言語道断なのである。