身の丈以上に自分を見せたい気持ちが病的に強い人の歪んだ心理を羨ましがられたい人びとと揶揄した学者がいるが。兎に角、自分を良く見せて周りに羨ましがられたい、そんなことばかり考えている人に限って精神の具合が悪い。

仕事でミスする、ADHDかもしれないと言って精神科に来る人が増えているが、これも同じ論理である。ミスをすることを格好悪いことと決めつけ、ミスしたことの言い訳に病気を利用する。ミスしたのは自分が悪いんじゃない。病気のせいだと「思ってもらいたい」「思ってもらえると決めつけている」人たちだ。

そういう人に限って、準備とか努力をしない。今の時代、仕事のための準備をしなければミスを連発するのは当然である。それなのに夜遅くまでスマホを弄り、勉強もトレーニングもせず自堕落に過ごしていれば、仕事で成果をあげられるはずがないのだ。
そもそも仕事でも何でも「皆同じにできなければおかしい」と考えるのも間違っている。できる人もいればできない人もいる。そういうグラデーションで社会は構成されてるという認識がないのだ。例えば小学生の駆けっこで、ビリっけつの子を病気扱いしたか?という話である。そんなことは絶対しなかったはずだ。