発達障害と高校1 | 夜明けまで、あと少し

夜明けまで、あと少し

日々思うことを不定期に綴る備忘録。

おそらく1回で全部は書けないテーマ。
そして、読む人の立場によっては心にさざなみが立つデリケートなテーマ。

何も言わない方が波風は立たない。
綺麗事だけ言うのは簡単。
でも…現場の現実を知らないと、不幸な選択が後を立たないというのも事実。

迷ったけど、ちょっと書いてみます。
なので不快に思ったらスルーでお願いします!

ポイントは
発達障害があっても普通高校に行きたい!
という思いと現実。

これね、障害を持つ生徒自身、保護者、障害を持つ子と同じクラスで学ぶ健常の生徒、担任…と、
それぞれの立場でみんな悩むこと。

みんながそれぞれの立場で悩んだり苦しんだり、
時には誰かを責めたりする。

でもね、誰も悪くない。
そういうスタンスで読んで頂けたら幸いです。


高校教師の立場からざっくりいうと、
今の普通高校には結構な確率で発達障害の生徒が入学して来ます。
ちなみに、どのくらい多いかというと…
これまでの担任経験で、発達障害の子がいないクラスを受けもったことがありません。
(これは「手のかかる子」を押し付けられ担当させていただくことが多いせいもあるかもしれませんが…)
今はほとんどの障害を発達障害としてくくっちゃいますが
生徒さんの障害の内容的には、ADHD、自閉傾向、アスペルガー、LD、知的障害については、ほぼ毎年担任させて頂いています。

必ず数人、診断済みの子。
そして経験則でおそらく障害ありだなと思われる未診断の子が、診断済みの子の倍くらいの人数でいます。

同じ障害だとしても、本人が中学までにどんな経験をしてきたか、保護者の方がどんな考えをお待ちか、クラスの健常の子たちの性質などで、できることとできないことが変わってきます。

まさにケースバイケース。

そんなあれこれを、プライバシー侵害にならない範囲でお話できたらと思います。