先日

地元をフラフラと散歩をしていたら

ご婦人に声をかけられた。

公衆電話は

どこにありますか? 

わたしは

ありそうな場所を頭のなかで

思い描こうとしたが、

ちょっと分からないですね。

無理だった。

地元だから街のことはよく分かる。

鮮明に公衆電話は覚えている。

駅周辺に電話ボックスが数個あったのだ。

でもずいぶん前に撤去されている。

 そして思った。

そうか、ご婦人は携帯電話を

所持していないんだな。

わたしが、分からないと告げると、

ああ、そうですか。。。と言って、

くるりと踵を返し、

背を向けて歩いて行った。

 ご高齢かと思われるご婦人。

小さな背中が寂しく見えた。

そういう人もいるんだよなぁ。

ほんとにこんな世の中で良いのかな?

と、わたしは少し感傷的な気分になった。

だがしかし……

いいんだよ別に!

これでいいんだよ!

その方がいいんだよ!

わたしは思い出したように

公衆電話を

全否定!!

公衆電話がなくなったお陰で

財布を失くすことが無くなったからだ。

携帯電話が普及されていない時代。

わたしは

財布を電話の上に置き去りにして、

そのまま帰ってしまうことが多々あった。

戻ってくることもあれば

戻ってこないこともある。

戻ってこないことが多い。

忘れる自分が悪いのだ。

なんで

財布を鞄にしまわないで

上に置くんだよ!!

何度も自分を呪いました。

そして

何度も何度も繰り返しました。

だから

公衆電話がなくなって(完全じゃない)

わたしは良かった。


活字中毒(katsuji-junkie)わたぼうでした!


バレンタインの日に購入した。
なんでこれ?🤣


では

また来る日まで

ばいばーい✋爆笑飛び出すハート飛び出すハート飛び出すハート飛び出すハート飛び出すハート