子供だった頃は

家には

何かと

人間以外の生き物が

いたものだ

いま思うと

ほんとに配慮にかけていたと思う


庶民にとって

情報網が少ない昔は

知らないことばかりだ

特別な知識というものは

特別な環境に育った

特別な人だけが

得られるものだった

だけど

動物などを飼うのは

特別じゃなくても

誰でもできた

多くの飼い主は、

もちろん

愛情もって育て

たくさんの愛を注いだ

キチンとご飯をあげ

飼育場所を清潔に保ち

抱っこしたり

頭を撫でたり

声をたくさんかけたり

犬なら毎日の散歩もする


だけど見落としがある

それは

人間のしている習慣だ

我が家には

セキセイインコが

ツガイで二羽いた。

ある日

メスの羽根に傷ができた。

傷はだんだん肉腫のように盛り上がってきた

急いで動物病院に連れていった

癌だった

家族みんなで泣いた。

それは

わたしが小学3年生のときだった。


わたしは社会人になった。

会社の男性と

喫煙の話になった。

彼はたばこは吸わなかった

わたしは不思議に思った。

何故なら

当時の成人男性の

ほとんどが喫煙者だったから。

彼は理由を話し始めた

わたしから聞いたわけじゃない

彼は急に話し始めたのだ


説教を受けている気分になった

自分の中で何かが浄化されていく感じがした

彼はこう話した

ぼくの家では鳥を飼っていたんだ

文鳥とかインコとか。

家庭で飼育できる鳥類を

いろいろ飼っていたんだ

だけど

数年すると

鳥たちは次々と死んでいった

早いもので数ヵ月で死んだ

ぼくはいろいろと調べた

そしてわかったことがあった

鳥たちは、たいてい癌で死んでいたこと

そして更に調べた

それは

タバコが原因だったこと

ぼくは未成年だったから

当然たばこは吸わない

だけど

家族全員喫煙者だった

おじいちゃんもおばあちゃんも

ぼく以外の家族全員喫煙者だ

動物病院の医者が教えてくれたんだ

タバコの煙は発がん物質がある

人への健康被害だけが取り沙汰されてるけど

人間より、はるかに体の小さい動物や生き物。

体が小さいがゆえ、

体への含有量は人の数百倍以上もある。

とのこと。

だから、ぼくは絶対吸わない。


わたしは

この話を聞いたあと

ほんとうに教えを説かれた気持ちになった。

そして幼い頃に飼っていたインコと重なった。

わたしの家族にもタバコを吸う者がいた。

人間は悪だと思った。

知識があっても悪いことはやめない。

人間が病気になるってことは、

体の小さい生き物たちにとっては、

もっともっとリスクが高いのである。

小さい生き物が家族にいるならば、

人間たちの悪い習慣は必ず改めたほうがいい。


活字中毒(katsuji-junkie)わたぼうでした!


カメ吉は結局冬眠せずショボーン
日中はスポットライトで日向ぼっこ。
やっとご飯を食べてくれるようになりましたおねがい


では

また来る日まで

ばいばーい✋キョロキョロ愛飛び出すハート飛び出すハート飛び出すハート飛び出すハート飛び出すハート