学生の頃は。
ほんとに。いっぱいバイトしたなぁ。
いま、50代になって
あらためてそう思う。
学生の頃の働き方は、ほんと無茶苦茶でした。
それも自分から飛び込むんだからねー
すごいなー若さって
19才歳の時。
学校が終わると
わたしは、新大久保にダッシュしていました。
プールバーのアルバイトです。
当時、めちゃくちゃ流行ってたんだよねー。
ハスラーっていう映画の影響もあるかもだけど。
ビリヤードです。
そこで、わたしはお客さんに
食べ物や飲み物を運ぶ
ウエイトレスをやっていたんですよ。
お客さんからの指名があれば
一緒にビリヤードをやったりもしました。
17時～23時までがシフトだったんですけど。
バイト仲間の女の子から誘われたバイトが
そのあと控えていました。
午前０時～午前２時までです。
カウンターだけのバーです。
聞こえは洒落ていますが
実態は…
場末のママが経営している
なかなかの
ヤバい雰囲気ムンムンの
スナックバーでした！
でもママは、
バイト仲間の女の子の知り合いだし、
実際その子も週2位そこで働いていたし。
ただし、その子と仕事はリンクしません。
初めは、引き腰だったけど
まあ、カウンターだけだし、
同席もないし。
ママは見た目(めちゃ厚化粧)より
優しいし、
何よりもわたしを可愛がってくれた。
３週間くらい働くと
お客さんの扱い方も慣れてきました。
お客さんに注がれた酒は断らずにいただく。
これは鉄則。
ただし、飲んではいけない。(真面目な方針)
客にばれないようにシンクの中に流す。
そして
絶対に
客の隣に
座ってはいけない。
呼ばれたとしても！
見た目怪しいバーだけど
店のルールは
ほんとにホワイト
そう信じて止まなかった
ルール違反といえば
わたしが19才ってことだけかな(ダメだけど)
その日も
プールバーのバイト終えてから
ママの店でバイトをしました。
午前２時
その30分前くらいに
ひとりの中年男性がやってきました。
１ヶ月近く働いていたけど
わたしは、初めて見るお客さんでした。
ママの気配が変わりました。
未熟なわたしにもわかりました。
男性は
かなりの上客でした。
高い酒を次々に頼んではキープ。
私が帰る30分くらいの間に
多分数万は使ったと思います。
そろそろ終わりに近づいてきました。
いつもなら
ママが合図をしてくれるんですが。
その日はしてくれません。
だからわたしは自ら
目で退勤を促したんですが…
「キョウコちゃん。○○さんの横についてお酒注いであげて」
※キョウコは源氏名←当時キョンキョンが好き
と、わたしの耳元に囁きました。
ぬわぁんとぉ～！
それはダメダメよー！
わたしは声に出さずに目で訴えました
するとママは指を3本立てました。
3万円ということです。
わたしは、
はっきりと言うと
揺らぎました。
通常のバイト代プラス3万円
ということですからね。
ただ座って酒を注ぐだけなら…
わたしは隣に座りました。
しかし、わたしの考えは甘かった。
時間です。
そう、わたしは何時までこうして
客の隣に座って酒を注いでいればよいのか？
そんなことを考えている矢先に
事件がおきました。
ぬわぁんとぉ～
わたしの～
頬を～
なでなで～
したのです。客が。
ばっこぉーん～！！！！
わたしは
やりましたよ！
反射的に！
ばっこぉーん
って。
ビール瓶で
お客さんの
頭を…
殴った…
客もママも
あ然としてました。
その隙に
わたしは逃げました。
ん？
わたし
正当防衛ですから！
わたし
悪くないよねー🎵
当然
次の日は
バイト行きませんよ
家にはママからの電話すごかったけど。
出ません！
わたしは
ふつうに
学校行って
プールバーのバイトして
ふつうに
過ごしていました
あの日から
数日経ったある日
バイトから帰宅すると
留守電が赤く点滅していました
わたしは
彼氏かなー？？
って
ルンルンで再生ボタンを押しました
すると
「給料泥棒！」
って文言が
流れてきましたぁ～
ママからです
給料泥棒？？？？
なんでー？？？？
まあ、
ママの言い分としては
客殴って
損害だして
仕事バックレた
それは
ルール違反だと
今までの給料返せって
何いってんだよー。
こちらとしては
未成年に
酒扱わさせて！
客に肌さわらさせて！
訴えてもいいんだぜー
と
わたしは
めちゃくちゃ強気な志しで
ママの罵声の電話を
無視し続けました
ていうか
給料泥棒ってなんだよ。
後にも先にも
今のところ
そんな言葉を
言われたことはありません。
給料泥棒。
なんか
勲章もらった気分だぜい
活字中毒(katsuji-junkie)わたぼうでした！
では
また来る日まで
ばいばいー✋
正義には愛を！