オールディーズを聴いて。
オールドファッションを食べて。
貴子は慣れ親しんだ新宿の裏路地を歩いた。
家に帰るまでの遠回りの道。
久しぶりに歩いて帰ろうと思った。
歩くにはちょっと長い距離だったけど。
何故だかそうしてしまった貴子。
10代の頃は簡単に出来たことは、
今はあんまり簡単には出来なくなった。
それでも貴子は発作的に。
そっちを選んでしまう。
完全にバグっている。
年齢と精神が。
小規模な公園を道すがらに見つけた。
ブルーのベンチに高校生くらいの男女が並んで座っていた。女子はアイスキャンディーを、男子はペットボトルのコーラを、それぞれ手にして何やら楽しくおしゃべりをしていた。
友達なのか恋人同士なのか。
貴子は二人の関係を、反射的に想定していた。
たぶん友達同士かと…。
それから。
『彼女になるということ』そればかりが頭に浮かんだ。貴子はずっとそのことを考えていたのだ。過去から今に至るまで。
ずっとそのことについて考えていた。
自然の流れに沿うことをしていたらどうなっていたのだろうか、とか。
『わたしは不自然でしょうか?』と、
貴子は自分自身に問いかけた。
…続く…
こんにちは!
活字中毒(katsuji-junkie)わたぼうです!
そうなんだよね。
例えばさ、好きな人が出来るでしょ。
で、相手も自分に好意があるってわかってさ。
そこからだよね。
分岐点は。
そのまま自然の流れでカップルになるか。
一旦躊躇して、結局答えがでない。
どっちもアリだけど、
貴子は未練型の不自然だね。
ワタクシの主観だけど。
貴子は若干エゴが強いんではないかと?
まあ、人間なんてみんな。
エゴな生き物なんだけどさっ
わたしがベランダに出ると。
ハイハイして向かってくるカメ吉。
たぶん。
単なる興味本位で向かってきているだけ。
赤ちゃんのそれとは違うとは思っているけど。
カワイー
では。
また来る日まで。
ばいばいー✋