【雑誌】いつから結婚は「贅沢品」になったのだろうか?『週刊東洋経済 2016年5月14日号』 | ほぼ日blog~通勤読書で継続力を高めよう!~

【雑誌】いつから結婚は「贅沢品」になったのだろうか?『週刊東洋経済 2016年5月14日号』

こんばんは。

今週の『週刊東洋経済』の特集は、
かなりインパクトのある内容でした。

特集は「生涯未婚」です。


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今のままでは、20年後の日本では、
「男性の3人に1人は結婚できない時代」
になってしまうそうです。

2010年の時点で「生涯未婚者」は、
男性の場合は5人に1人。
女性の場合は10人に1人だそうです。

生涯未婚者とは、50歳時点で、
一度も結婚していない人のこと。

本人の希望で未婚ならまだしも、
現実は決してそうではありません。

結婚したくでも、できない。

これは、本人がどうこうできる問題を、
超えてしまっている場合が多いようです。

・非正規雇用で、結婚相談所に登録できない
・年収が低くて、相手にされない
・相手の両親の条件が高い

などの問題も多いようです。

稼げるようになればいい。
正社員になれないのは、努力が足りない。

そう言うのは、簡単なことです。
実際に、そういう人もいるかもしれません。

しかし、一度非正規になってしまうと、
正社員になるのは簡単ではありません。
年齢が上がるほどそうなります。

特に男性の場合、結局稼ぎというのは、
大きな選択肢のポイントになります。
バブル期のように高収入と言わなくても、
ある程度の収入はほしいというのが、
今でも現実に言われていることです。

ちなみに、かつて男性に求められたのは、
「3高」という条件でした。
「高学歴」「高収入」「高身長」ですね。

今は「4低」が求められているそうです。
何だかわかりますか?

・女性に威張らない「低姿勢」
・家事を自分でできる「低依存」
・仕事が安定している「低リスク」
・無駄遣いをしない「低燃費」

あー、言われるとなんとなく…
という並びですよね。

実際の日本の現実としては、
男女の9割が結婚願望を持っています。
結婚したくない人は、1割未満です。

なのに、男性の2割、女性の1割が、
生涯結婚できない世の中です。
これが、どんどん増えていっています。

結婚できない一番の理由は「収入」です。

女性の7割が期待する年収は400万円。
でも未婚男性の4分の3は、それ以下です。

数十年前までに日本は、98%が結婚していたそうです。

若いうちは収入が低くても、
将来に希望が持てる時代でした。
今は、そうではありません。

読んでいて、暗い気持ちになりますが、
いろいろ考えさせられる内容です。

非婚化、晩婚化が少子化の最大要因。
これを解決できれば、少子化はじめ、
他の社会問題も改善していきます。

国民全体で取り組むべき課題ではないでしょうか。












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週刊東洋経済 2016年5/14号 [雑誌](生涯未婚)