【雑誌】為替と通貨の新常識『週刊ダイヤモンド 2016年2月27日号』 | ほぼ日blog~通勤読書で継続力を高めよう!~

【雑誌】為替と通貨の新常識『週刊ダイヤモンド 2016年2月27日号』

おはようございます。

今週の週刊ダイヤモンドの特集は、
現在の為替を取り巻く環境を踏まえ、
円高が起きるメカニズムの解説です。


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なぜ、為替リスクが発生すると、
円が買われて円高になるのでしょうか?

よく言われているのが、

「安全資産としての円が買われる」

というフレーズです。

でも、よくよく考えてみれば、
政府債務の多い日本の通過は、
本当に安全資産なのか?

という疑問も湧いてきますよね。

これに対する回答も特集にはあり、
円が買われることは事実だけど、
安全資産として買われている…
わけではないと、解説されています。

実際に安全資産だと思って、
買っている人はいないのに、
なぜ円買いが進むのでしょうか。

その背景には「低金利」があります。

バブル崩壊以後の金融政策で、
日本は長年、低金利に据え置かれて、
今に至っています。

もし、リスクを取れる市場環境が、
世界経済に広がっている場合は、
低金利の円から、高金利通貨を買う
流れが起きていくのです。

単純に為替リスクを無視した場合、
日本のように金利がほとんどない通過と、
新興国の高い金利が付く通過であれば、
高金利の通貨が欲しくなりますよね。

なので、円を売って高金利通貨を買う。
という流れができていくと円高になります。

それが、市場リスクが高まった場合、
流れが逆流してくることによって、
円高になっていくということです。

現状は、世界経済を取り巻く環境が、
厳しくなってきています。

そういったリスクの高まりを背景に、
強気だった投資家の人々の多くが、
リスクオフ、つまり弱気になり、
ポジションを調整してきているのが、
年明け以降の円高というわけです。

現状はその不安が解消されず、
噂されているイベントが起きれば、
さらに不安心理が高まっていくことも
十分に考えられます。

今後の為替の展望としては、
市場環境に与えるインパクトにより、
心理的にどう影響が出てくるかで、
円高か円安かが決まってきますが…

その点だけで考えてみると、
すぐに元の円安相場に戻ることは、
難しいかなと思いました。

為替は株価など他の指標にも、
大きな影響を及ぼしているので、
現在の市場が気になっている方は、
ぜひチェックしてみてくださいね!









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週刊ダイヤモンド 2016年 2/27 号 [雑誌] (円高襲来! 為替と通貨の新常識)