【読書日記】東京が変わると、生活はどうなるのかを考えてみよう!-「東京大改造マップ2020」 | ほぼ日blog~通勤読書で継続力を高めよう!~

【読書日記】東京が変わると、生活はどうなるのかを考えてみよう!-「東京大改造マップ2020」

おはようございます。
本日の1冊はコチラ↓


「東京大改造マップ2020」 日経BPムック


やっと、読むことができました。
私は大学時代、東京の再開発について
調べていたので、すごく読んでみたい
と思っていたムック本です。


photo:01




東京オリンピックまであと6年。
どのように街が変わっていくのか。
現時点で判明している計画および
開発状況が解説されています。
その数なんと、325件!

交通インフラから新規開発、
区画整理に再開発事業まで。
見どころ満載です。

興味深いのが、

・開発の中心は東京の東側
・沿岸部の関心が高い

という点です。

東京23区と言えば、
西側に高級住宅地が多く、
東側は下町なイメージです。

実際そうだったのですが、
開発は時計回りに進んでいて、
東京の東側、そして沿岸部へと、
以降しているそうです。

確かに、最近注目されているのは、
山手線でも品川~上野の間だし、
江東区や墨田区が元気です。

豊洲には、人口が増えすぎて、
学校が作られているほど。
そして、スカイツリーの人気も、
衰えることを知りません。

ムック本なので、中身の紹介が難しい
のですが、個人的に注目している開発
について言及したいと思います。
勝手にベスト5を決定しちゃいます。


☆第5位 環状2号線

マッカーサー道路とも呼ばれる道路。
今後、沿岸部へ接続されていき、
東京ではもう今後なかなかない、
新しい道路が完成します。

築地市場の移転問題も影響しますが、
迂回してでも完成させたいという
状況になっています。


☆第4位 羽田空港

都心に近く、4本の滑走路があり、
国内・国際線が発着している空港。
アクセスも悪くありませんが、
今後はさらに改善が見込まれそうです。

蒲田駅の京急と東急を結ぶ新線。
通称「蒲蒲線」と呼ばれる計画も、
いよいよ現実味を増してきました。


☆第3位 上野東京ライン

上野駅と東京駅を結ぶ線路が、
いよいよ開通されます。
いわゆる東北縦貫線と呼ばれていた
線路になります。

山手線の混雑緩和が目的でしたが、
これで人の流れも変わります。
上野がどう変わっていくのか。
ちょっと興味深いです。


☆第2位 地下鉄8号線延伸

半蔵門線住吉駅と有楽町線豊洲駅を
つなぐ地下鉄延伸計画。
こちらも現実性が高い計画です。

江東区は縦に走る電車がないので、
少し不便なところがあります。
これで新駅ができ、人の流れも変わる
ことでどうなるか楽しみです。


☆第1位 品川

リニア新幹線の開通があり、
今後、交通の要所になることは、
間違いないと思います。

品川、田町間の車両基地の再開発で、
こちらも新駅ができる見込み。
駅周辺も開発が進みそうです。
最も目が離せないエリアになります。


そして、現在の東京で大きな位置を
占めている地域で言えば・・・

渋谷は、再開発次第。
独自性を高めることができれば、
面白い街になりそうです。

新宿は、現状維持になりそう。
開発余地もあまりないので、
相対的には魅力が落ちそうです。

池袋は、ソフトの力が頼り。
近年人気を高めている街であり、
特に女性人気を定着させられるかが鍵。

東京駅、銀座、日本橋は今後も、
東京の中心でいると思います。
特に東側が元気になってくるほどに、
地位も高まってくると思います。


さらには、本書の中において、
横浜にも言及されています。

実は、羽田空港からとても近い横浜。
都心部よりも近くて、首都高を使えば、
15分で着いてしまいます。

東京が国際都市を目指すなら、
歴史と国際色のある横浜は、
相乗効果がもたらせるはず。

特に沿岸部でつながる地域を、
さらに活用していただきたいな、
と勝手に思っています。

海岸沿いのモノレールとか、
羽田空港までのシーバスとか、
あったら面白いのにな・・・。


いずれにしても、
東京とその周辺地域は、
今後数年でどんどん変わっていく
ことは間違いありません。

私たちの生活にどのような影響が
出てくるのかを知るためにも、
ぜひチェックしてみてくださいね!











東京大改造マップ2020 (日経BPムック)