【読書日記】会社で本当に大切な数字とは利益である-「部下には数字で指示を出せ」 | ほぼ日blog~通勤読書で継続力を高めよう!~

【読書日記】会社で本当に大切な数字とは利益である-「部下には数字で指示を出せ」

おはようございます。
本日の1冊はコチラ↓


「部下には数字で指示を出せ」 望月実 日本実業出版社


数字は苦手だ。
そう思っていても、仕事をする以上は
数字に触れることを避けられません。

特に計画を立てる立場。
部課長クラスになるほど、
扱う数字は増えてくると思います。

そのとき、きちんと数字を把握して
いたらかっこいいですよね。

なぜ、数字が苦手と感じる人が
多いのでしょうか。

個人的な意見ですが、
数字は具体的な面がある一方、
逆に細かい部分が見えないため、
よくわからないと思ってしまう。
ということがある気がします。

例えば、何か商品を売る場合、
目標となる売上は見えても、
そこから稼ぐ利益まで見るのは、
少し難しい場合があります。

減価償却費や研究開発費。
間接部門の経費なども、
会社の利益には関わってきます。

でも、会社の利益の源泉となるのは、
売上であり粗利益です。
この両者の関係こそが重要です。

『会計的思考とは、経営と言う視点を意識して日々の業務を行うことです。そのために必要なことは、売上よりっも利益の数字に注目することです。いくら多くの売上を上げたとしても、十分な利益を稼ぐことができなければ、従業員の人件費をまかなうこともできませんし、銀行や投資家などの企業外部の関係者からの評価も低くなってしまいます。』(P24)

経営者の立場の会計といえば、
有名なのは稲盛和夫さんです。
京セラのアメーバ経営について、
ご存じの方も多いかと思います。

稲盛さんは、
「売上は最大に、経費は最小に」
とおっしゃっています。

そして、
「利益とはその結果生まれるもの」
でしかない、と。

著書『稲盛和夫の実学』では、

「事業において、その収益源である売上を最大限に伸ばしていくためには、値段のつけ方が決め手となる。製品の値決めなど、営業担当の役員や部長に任せておけばいいと考える経営者もいるかもしれないが、私は「値決めは経営でる」と思い、その重要性を訴えてきた。」

と書かれています。
まさに会計とは、経営の視点が重要だと
いうことではないでしょうか。

ただ、数字に縛られてしまって、
空回りするのもよくありません。
売上や利益にこだわりすぎても、
営業はうまくいかないですよね。

なので、著者の望月さんは、
次のようにも書いています。

『「数字」は、ビジネスを行っていく上で見なければならないものではありますが、過度に縛られる必要はありません。数字は、目標に向かってバランスよく進んでいくためのガイドとして使うのが、一番価値のある使い方だと思っています。』(P205)

つまり、数字とは一面的なもので、
表現する手段でしかありません。

そのうえにある目的、目標が、
本当に大切なことです。
認識を統一したりゴール設定したり
する際に数字を用いるのが効果的です。

ここで大切なのが、
経営で言えば利益であって、
上がった売上と経費の結果です。

結果に基づいて適切に評価し、
改善していくこと。
それが会計の目的の1つです。

堅くなりすぎず、
数字をスマートに使っていきたい。
そんな方はぜひチェックしてみてください。





最後に応援クリックお願いします☆

皆さんの応援で元気が出ます(´∀`)♪



〈NJセレクト〉部下には数字で指示を出せ 儲ける課長の会計力/望月 実

¥1,000
Amazon.co.jp

稲盛和夫の実学―経営と会計/稲盛 和夫

¥550
Amazon.co.jp