杉本有美ちゃんの朗読劇。場所は新大久保、第二の竹下通り化したこの街は歩くのも大変、初めての会場で地図を見ながらなのに。

 無事到着、しかし女子ファンばっかりだ、男性出演者が多いのだな、まあ6月のお台場の舞台もそうだったけど。公演パンフレットの他に、映画「みとりし」の前売券も買って結構な出費(汗)。
 朗読劇って、ラジオドラマみたいなものだな。出演者を舞台上にいるけど、あくまでも声だけのお芝居。まあ有美ちゃんはラジオドラマやってたからバッチリだよね。前半は高校生、青春らしくはじけた感じが初々しい。そこで見せる意味不明のボケが最高!
 後半はみとりし役、依頼主の最期をみとると言うシリアスな役にもスッと入って行く。
 物語は父親と息子の物語。どこにでもある物語だが、そこには慎ましいが普遍的な優しさ、お盆の時期にはとても説得力のある物語。毎回出演者が変わるとのことだが、きっとメッセージの普遍性と当時に、親子の数だけ、筋書きは同じでも違う風景があるのだろうなあ。声とスクリーンに映るフォトだけで進む、シンプルであるがゆえに、優しい感情がくっきりと見えてくる、そんな素敵な舞台でした。
 アフタートーク、男子出演者?ボーイズトークに1人女の子、と言うポジションが、すごく身近に感じられてよかった。