「養蚕の残酷さを訴えるひとりブロデモ」3日目です。
訳あって明日まで4日間続けます。
リソースは過去2日と同様に「キリさん」です。
以下,
キリさんの投稿からの部分抜粋です。
今日は,
「カイコ自体」に焦点を当てます。
シルクは、蚕(かいこ)から作られます。
蚕とはカイコ蛾の幼虫のことです。
蚕は、4週間位が経った頃に繭を作り始めます。
蚕は口から糸を吐き出し、自分の体を包み込める様に、
丸2日間をかけて繭を紡いでいきます。
幼虫はこの繭の中でさなぎとなります。
本来なら、そこから2週間程で成虫(蛾)へと成長し、
繭を破り、外の世界へと出ます。
しかし、シルクの生産では、
成虫になって繭から出てくると商品に傷がつくため、
繭ごと、蚕を生きたまま煮て殺すのです。
そして さらに悲惨な事に、蚕は、
人間に遺伝子組み換えを繰り返された結果、
仮に成虫になったとしても 飛ぶことは出来ず、
わずか数日で死んでしまう体にされているのです。
******************引用******************
蚕の歴史は遡る事5000年前。
中国で発見された事が始まりでした。
美しい繭を作る事から、絹産業の商業目的で人の手による繁殖と養殖が始まりました。
それから、幾度も遺伝子組換えを繰り返され、蚕はもはや家畜化昆虫として扱われる様になり、
今や「野生回帰能力を完全に失った唯一の家畜化動物」とまで呼ばれるようになってしまいました。
度重なる遺伝子組換えは人間の都合の良い様に変えられ、
よって今の蚕は逃げれない様、脚の把握力がとても弱く、
野外の桑の葉に置いても上手く歩けず、
樹木に自力で付着し続ける事も出来ず、
滑って地面へと落ちて死んでしまうのです。
そして、さなぎから成虫に返ってからも、
羽根に対して体が大きく、
飛翔に必要な筋肉が退化している為、
いくら羽ばたいても飛ぶ事が出来ません。蛾として生まれてきたのに、地面を這いつくばって歩く事しかできない。
しかも、遺伝子組換えにより、成虫には口がありません。
成虫になった蛾は何も食べる事ができないのです。
飛ぶ事も、食べる事も出来ず、すぐに交尾させられ、
500個ほどの卵を産んだら僅か10日で寿命が尽きて死んでいきます。
卵を産む為だけに生まれてくる命。
これを人間に置き換えたら如何でしょうか。
この世に生まれた瞬間、手足が無いのです。
そして口も無い。
ご飯を食べる事も歩く事もできず、子どもを産む為だけに即SEXし、産み終わったらすぐに殺される。
そして、産んだ赤ちゃんはどうなるのでしょう。
幼虫の蚕は前記の様に、丸2日間寝ずに、絹糸を口から出し続け、繭を作ります。
この絹糸を傷付けずに搾取する為には、さなぎから成虫になる前に繭を解かなくてはなりません。
つまり、中の蚕を殺す必要があり、故に繭をそのまま熱湯に入れて湯掻くのです。
これが絹糸の採り方です。
生きたまま蚕を茹でる…。
中の蚕は当然死んでしまい、繭から絹糸がほつれてきた所を一氣に引っ張って紡いでいくのです。
残された大鍋には無数の蚕の死骸が浮かんでいるといいます。
それらはすり潰され、魚やどうぶつの飼料へと使われます。
一反(700グラム)の絹を作るには、なんと2700以上もの蚕が殺されます。
彼らは生まれてから、さなぎになるまでに合計98キロもの桑の葉を食べ、
そして4900グラムもの繭を作り、
この繭から出来る絹織物が一反(700グラム)です。
小さな体の蚕から出される生糸の長さは全部で1500メートル。
私達の小指にも満たない小さな蚕が、一生懸命口から出した1500メートルにも及ぶ絹糸は、
私達の衣服や化粧品の原料ではありません。
彼らの命そのものです。
シルクが高級でお洒落だと思っているならば、それはナンセンスで、とても残酷だという事を知ってください。
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蚕の成虫に口はないとありますが、正確には、
口はあるけど退化していて食べられないようです。
蚕の成虫には口が無いのか? - 昆虫研究www.mushitec-fukushima.gr.jp
カイコガは人間のせいで、
野生回帰能力を失った家畜動物と言われています。
人間の手がなければ生きることができない、
悲しい生き物になり果てたのです。
人間が着飾るためだけに、毎年7000億匹のカイコが繭を作り、
用済みになれば茹でて殺されています。
高級、オシャレどころか、そんなものを着ていることは、
無知、残酷の象徴です。
シルクなど生きていく上で、全く必要ありません。
購入しないようにしてください。
以上,
「養蚕の残酷さを訴えるひとりブロデモ」3日目でした。
明日が最終日になります。
可哀想な蚕のために,
応援よろしくお願いします。