1️⃣アイスランド、捕鯨を2024年に廃止「経済的メリットない」
アイスランドのスバンディス・スバーバルスドッティル漁業相は、
同国が捕鯨を2024年に廃止する方針だと明らかにしました!
同国は、
日本やノルウェーと並び商業捕鯨を続けてきた数少ない国の一つでしたが、
鯨肉の需要は近年減っていました。
スバーバルスドッティル氏は、
現地紙モルゲンブラディットに対し、
捕鯨数の年間割り当てが終わる2024年以降、
「捕鯨を認めることを正当化できる理由がほぼなくなる」と説明。
捕鯨に「何らかの経済的メリットがあるという証拠はほとんどない」と述べました!
↑アイスランドの捕鯨船
アイスランドでは2019~23年の年間捕獲枠として、
クジラの中でシロナガスクジラに次ぎ2番目に大きいナガスクジラ209頭と、
小型のミンククジラ217頭の捕獲を許可しています。
だが過去3年間で、
漁の許可を得ている主要2業者が捕鯨を停止し、
うち1業者は2020年に完全撤退。
この3年間での捕獲頭数は、
昨年のミンククジラ1頭にとどまっています。
鯨肉の主要な市場である日本は2019年、
国際捕鯨委員会(IWC)から脱退し、
商業捕鯨を再開。
以降、
アイスランド産鯨肉の需要は激減しました。
さらに、
沿岸部の禁漁区が拡大され、
より遠い沖合に出なければならなくなったことで、
捕鯨のコストが増加したのです。
輸入食肉の安全基準が国産品より厳しいことも、
輸出の障害となっていました。
また、
新型コロナウイルス対策として一定の対人距離を置くよう求められたことで、
鯨肉加工工場の運営にも支障が出ていました。
2️⃣フランスで2024年から犬と猫の生体販売禁止へ
(※画像は無関係です。)
もっとも,
犬猫以外の動物については対象外なので,
今後の改正が期待されます。
皆さんもよくご存知とは思いますが,
ペットレスキューの現場においては
どんなに頑張っても次から次へと新しいペットが手放されているのが現状です。
その主たる原因は,
安易な衝動買いを助長する供給側にあることは明らかです。
フランスの制度をそのまま適用できるかは別ではありますが,
動物愛護法の精神を全うするのであれば,
日本においても速やかな生体販売禁止に進み出すべきです。
なお,
イルカやシャチのショーは2026年から,
移動式サーカスでの野生動物の利用については2028年から
それぞれ禁止とされるため,
サーカス関係者による抗議があるとのことです。
いずれにせよ,
愛護動物が適切に飼育されるために何をすべきか,
一度見直す機会になると思います。
3️⃣アニマリズム党 2024年計画
(※画像は無関係です。)
素晴らしい計画なので、
ただただ引用します。
<基本方針>
2024年は、
アニマリズム党の思想的基盤を固め、
組織に必要な書類や資金獲得のための基盤を作り、
アニマリズム党の認知やネットワークを広げる足掛かりを作る年とします。
もし良い人がいれば、選挙に参加することも視野に入れています。
<ウェブサイトについて>
メニュー「Solution:解決」にはすでに取り掛かっており、
できれば8月末までに完成させたいと思っています。
次に「Issue:問題」に取り掛かり、
今年中に完成させたいと考えていますが、
かなり野心的な目標です。
<組織について>
組織を大きくすることを急いではいません。
アニマリズム党を信頼している人物であり、アニマリズム党の信頼に足る人物と共に、
着実に基礎を固めて行くことが、
党の将来の発展の力強さになると考えています。
組織作りの才能がある人が党に参加するまでは、可能な限り最小限の人数で行います。
<プロボノ、ボランティア、政治家候補者募集について>
プロボノ・ボランティア、そして国政・地方政治問わず政治家志望で
アニマリズム党から立候補したいと考えている人がいたら、
まずはご連絡ください。
アニマリズム党は、未熟な政治団体であり、
様々な仕組みが整っていません。
しかしそんなときだからこそ、
作り上げていく苦労、
そして楽しみがあります。
<活動資金について>
これまでは、
党の活動を十分に行えない状況にあったたため、
資金獲得活動を行なってきませんでした。
現在は、
活動を次の段階に引き上げる準備が整いつつあります。
次の段階とは、
以下です。
・アニマリズム党の政策実現のための知見を広げ、
研究を行う。
・選挙に関して学び、
ネットワークを広げ、
選挙準備や選挙活動に関する経験を獲得する。
・ロビーイングなど、
政治面からのアプローチを行う活動をする。
・アニマリズム党の人脈や認知拡大、
協力者獲得のためのに、
外部に出ていく時期が近づいている。
・会計に関するプロボノが参加し、
透明性の高い会計を行う体制を整えつつある。
こういった現状を踏まえ、
2024年中の適切な時期から、
有志の方に活動資金を募っていきます。
<代表より>
アニマリズム党代表 目黒 峰人(MEGURO Mineto)です。
今年も終わり、新年を迎えます。
こういった機会ですので、
私自身の状況や方針をお伝えさせていただきます。
これまで、別の活動の関係もあり、
なかなかアニマリズム党の活動に取り組むことができていませんでした。
しかし今年後半からは、
取り組める環境が整ってきました。
<私は政治家になるか>
私が政治家になると予想している方もいらっしゃるようですが、
私が政治家になることはありません。
私は政治家には向いておらず、
政治家は政治家としての適正を持っている人物が行うべきです。
私はそのサポートを行います。
<アニマリズム党での役割>
私は、
組織作りや、
支援者やボランティアコミュニケーション、
活動資金獲得活動、
認知を広げる広報活動など、
自分に才能が無い分野を自覚しています。
私が才能がある分野は、全体と詳細を把握・分析・理解し、
方向を決め、
戦略立案し、
実行すること。
概念を理解し、
発展させ、
またわかりやすく伝えることができること。
国籍民族問わず、
未開の人間関係やコミュニティーに入っていくことなどです。
ゆえに私のアニマリズム党での役割は、・思想政策
アニマリズム党の思想基盤を固め揺らがないようにする。
政策基盤を作る。
・組織
組織の体制や必要な書類を作りPDCAが回る仕組みを作る。
人脈を広げる。
・財源
可能な限り透明性が高い会計の仕組みを構築すること。
・政治
政策立案のための、調査研究、立案。
政策実現のための、目標・戦略設定等
・選挙
選挙ができる体制を整える、
選挙になった場合は戦略・実行・評価・フローの作成など
今後の選挙に必要な体制を整え、改善し続ける仕組みを構築する。
など思想・戦略面が中心となります。
物事を効率的に進めていくには、適材適所が重要です。
将来的には、組織運営の才能を持つ人、
日本的なコミュニケーションの才能、根回しの才能、外国語の才能、
資金獲得の才能、路上で動物のことを訴えることができる才能を持つ人など、
多彩で多様な人によってアニマリズム党が構成され、
動物解放を実現する体制とすることが理想です。
<お金について>
私の収入について、
これまであまり触れてこなかったため、
心配されている方もいるようです。
この機会に共有します。
<アニマリズム党の資金>
私はアニマリズム党から給与をもらっていません。2019年に党を設立してからの運営資金はすべて
目黒からアニマリズム党への寄付によるものです。
<給与について>
私の現在の給与は、アニマリズム党とは別の動物擁護活動で得ており、
額面で7万円です。
他に収入はありません。
生活保護の受給を選択していませんが、
条件を満たしています。
なぜこの金額での生活が可能かというと、
2017年、私が
「私の人生の使命を動物解放とする」と決意し専従の活動家になったときに、
今後必ず困窮状態になると予想し、
家賃1万5000円の家に引っ越し、
生活を切り詰めたからです。
給与を上げた時期はありましたが、
それでも一般の同年代の会社員よりも
はるかに少ない給与で仕事をしてきました。
給料が良い仕事に就くこともできます。実際これまで働いた仕事先では必ず、
就職を誘われました。
そこで働いていれば、
現在の何倍もの給料を得ることができ、
生活もまともになっていたでしょう。
当然、将来の経済的保障は何もありません。
<なぜそれでいいのか>
しかし私はその人生に意義を見出しません。
私はいつも前を向き、余裕があるように見えるらしく、
本当はお金を持っているんじゃないかと思われることもあるようです。
しかし、
私に近い人なら誰でも知っているように、
持っていません。
私が前を向いているのは、
動物解放の使命と、
共に歩んでくれる仲間のおかげです。
<未来の展望>
もっとも、この状況を良しとしてはいません。
動物擁護を行うために人生を捧げる人が金銭的に苦労する状況は、
動物擁護活動や成果にとって何ら良いことはありません。
私を含む、
動物解放を使命とする活動家が、
活動に集中できる経済状況を作っていく必要があります。
<私が大切にしていること>
誰もが、
誰からも信頼されることはできません。
本当の信頼を創り上げるのは何年もかかり、壊れるのは一瞬であり、
戻ることはほとんどありません。
自分自身が信頼に足る人物であるためには規律と意思と行動が必要であり、相手も同様のことができる人である必要があり、
相互に様々な困難を乗り越える必要があり、
それゆえに現代社会においてそれは稀有な出来事です。
ゆえに、信頼関係は宝物であり、
生きる価値をもたらしてくれます。
私は多くを語りませんが、人を見る力はあります。
もちろん、仕事上の関係に完全な信頼関係を求めるのは不可能ではありますが、
それでも一定程度の信頼が必要です。
私が代表の間は拡大路線は採りません。現在、
私はほとんど一人で、
アニマリズム党を運営していますが、
これまでと同様、
自分と自分自身がやることを信じていれば、
適切な時期に適切な人が現れると思っています。
そしてそれは今日も起こりました。
アニマリズム党は黎明期にあり、現段階でできることは私にしかできないことだと思っています。
私ができることを確実に行なっていくことで、次の段階へ進ませることができると考えています。
4️⃣ピーター・シンガー『動物の解放』から50年
↑ピーター・シンガー
PETER SINGER
プリンストン大学教授(生命倫理学)で、
著書『動物の解放』(1975年)で注目を集めました。
NPO団体The Life You Can Save(あなたが救える命)創設者で、
オーストラリア出身です。
<現代の動物愛護運動の引き金と評された『動物の解放』。
この50年で動物の権利、動物愛護の考え方はどう変わり、変わっていないのか?>
↑飼育環境の改善も見られるが、鶏の「苦しみ」は消えていません。
50年前、
私たち人間の動物の扱い方は間違っていると主張する筆者の最初の論考が、
ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス誌に掲載されました。
その2年後に出版した著書『動物の解放』(邦訳・人文書院)は、
現代の動物愛護運動の引き金になったと評されました。
同書では倫理的な議論と、
私たちが動物にしていることの現実を提示し、
前者は50年近く反論に耐えてきました。
同じような考え方は今、
多くの哲学者に支持され、
その中には筆者の功利主義的立場とは全く異なる見解を持つ人もいます。
カント派のクリスティーン・コースガード、
フェミニスト哲学者のキャロル・アダムズ、アリス・クレアリー、
動物の権利について社会契約的な視点を持つマーク・ローランズ、
アリストテレス的な考えのマーサ・ヌスバウムなどです。
一方、
『動物の解放』における現実描写は長らく更新されずにきました。
そこで、
2年前に同書の全面的な更新と改訂に着手し、
去年6月に『動物の解放の今(Animal Liberation Now)』
というタイトルで出版したそうです!
新刊ともいえるこの本を執筆するに当たり、
避けられなかった疑問があったそうです。
1975年以降、
私たちの動物に対する考え方、
扱い方は進歩したのかということだったそうです。
動物虐待を懸念する人は多いですが、
その対象は主に、
世界に約8億4000万匹いるペットの犬と猫だからです。
その数は、
食用として劣悪な環境で飼育される約2000億の脊椎動物に比べれば
はるかに少ないでしょう。
人間が管理する動物の生死を客観的に評価すれば、
ペットの扱われ方よりも、
集約飼育される家畜の福祉のほうが重大です。
狭い場所で食用に飼育されている脊椎動物のうち、
約1240億の個体が魚類だそうです。
魚類が痛みを感じることは実証されており、
それを無視することは正当化できません。
さらに、
毎年4600億~1兆1000億匹もの魚が海で捕獲され、
粉砕されて魚粉となり、
肉食魚類の餌となっているそうです。
魚の次に消費される数が多い脊椎動物が鶏だそうです。
一般的に約2万羽を収容する大きな小屋で、
年間約700億羽が飼育され、
殺されています。
現在の鶏は早く成長するよう育てられているため、
足の骨が未熟で体重を支えることができず、
生存期間の最後の5分の1は慢性的な痛みを伴うといわれています。
こうした理由から、
英ブリストル大学名誉教授で獣医でもあり、
養殖動物の福祉に関する著名な専門家でもあるジョン・ウェブスターは、
現代の集約的養鶏について、
「人間が、
感覚を持つほかの動物に対して非人間的であるという唯一の最も深刻かつ体系的な例」
だと表現しています。
畜産の発展により、
75年当時よりも人間が動物に与える苦しみは増えていますが、
改善も見られているそうです。
動物の権利は広く受け入れられるようになり、
多くの国で動物福祉の保護は政府の責務と見なされています。
EUの27カ国とイギリスでは、
狭いケージで産卵鶏を飼育することや、
繁殖用の雌豚や子牛を、身
動きできない個別の囲いで飼育することは禁止されています。
残念ながら、
ほとんどの国はこの点でヨーロッパより遅れています。
アメリカでは、
養殖動物の飼育を規制する連邦法は制定されていないそうです。
日本はもっと酷いですし、
今や世界一の豚の生産国となった中国では、
生産量を増やすために26階建て、
総面積80万平方メートルの巨大な「高層飼育場」が稼働しているそうです。
インド独立の父マハトマ・ガンジーは言いました。
「国家の偉大さと道徳的進歩は、
動物の扱われ方によって判断できる」
と。
その基準に照らし合わせれば、
真に偉大な国や道徳的に進歩した国はまだ存在しないことになりますね。
2024年は是非、
「畜産動物」「野生動物」「ペット」を含め、
全ての動物の解放を目指しましょう!
皆さんの力をどうか、
可哀想な動物たちのために、
是非ともお貸し下さい。
元旦の投稿も最後までお読み頂き、
ありがとうございました。
今年の抱負を宣言しよう!
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