今日は「ヤクの日」でもあるかと思い,
「ヤクやラバや魚を殺す取材番組」
を取り上げたいと思います。
この番組は,ヴィーガンでなかった頃によく見ていたのですが,
それでもヴィーガンになる前に「大いなる違和感」を抱いたので,
途中から見なくなった番組です。
①ヤクの解体
詳しい言及は避けますが,ヒマラヤへの取材です。
取材班が「ご挨拶」を兼ねて用意したのが、
集落で飼われていたヤクで、
最近崖から落ちて運搬用として使用できなくなった年老いた巨大なヤクでした。
村人たちはヤクを窒息させ、解体しました。
そして「命に感謝」しながら、
取材班は村の方々にヤク肉を提供しました…。
ここで紹介されたのが,どこまでも強欲な日本人です。
ヤクの尻尾の毛は日本でも馴染み深く、
なんと武田信玄の諏訪法性兜の毛に使用されていたそうです。
②ラバの転落
標高5500メートルの峠越えを目指す一行。
1歩踏み間違えれば命の危険が伴う過酷な道中で、
ものすごい荷物を背負わされ,
無理矢理歩かされていた
カッツァル(ラバ)が崖から転落し,
命を失ってしまったのです。
狭い道でカッツァル同士がぶつかって、
落下してしてしまったのでした。
これは映像を見て頂ければ一目瞭然ですが,
とにかく背負わせている荷物がすごい。
そして道が険しい。
人間は軽い荷物しか持っていないのに,
動物だからと無理矢理運ばせていれば,
事故が起きるのは当然です。
カッツァルの飼い主であるマン・ロカヤ氏は泣きました。
俺はカッツァルのすぐ後ろを歩いてたんだ。
落ちそうになったから、助けようと思って、手を伸ばしたんだけど、
届かずに崖を落ちていったよ。
死んだカッツァルは俺の両親と同じ。
とても大切な家族の一員だったんだ。
スゴく悲しいよ。
金を払っているとは言え,取材班が行かなければ,
カッツァルは死ななくて済んだかもしれませんね。
責任を感じても,カッツァルは二度と生き返りません。
ナポレオンが乗っていたのも実はラバだったという情報も入れていました…。
③魚の大食い
こちらはヒマラヤへの取材ではなく,無人島サバイバルです。
魚を必要以上に大量に獲り,
サメも殺します。
そして必要以上に料理をします。
大量の寿司を作り,頭にはサメを被り,
ため息をつきながら食べます。
この方は別の取材で電気ウナギを食べたり,
アマゾンの川魚を食べたり,
ワニの皮を食べたりしていました。
私もこの頃は,
ヴィーガンでなかったこともあってよく見ていたのですが,
あの「カッツァル転落死事件」から,
パッタリ見るのをやめていました。
もしかしたらこの辺の違和感が,
ヴィーガンへの道につながっていったのかもしれません。
その後,
私の第2の故郷マダガスカルへの取材もありましたが,
もちろん全く見ないで終わりました。
いかがだったでしょうか。
今日は8月9日(ヤクの日)ということで,
本日3本目の投稿になりましたが,
最後までお読み頂き,ありがとうございました。