高校数学の難しさ


これに関して意外と知られていない事実があり


これを知るのと知らないのとでは高校数学への印象がかなり違って見えると思う。


もったいぶる必要もないので言うと、高校数学の基本は教科書だが


その教科書は主に三社から出版されていて、その内容は全くと言って良いほど同じ体裁となっている。



特に微分積分だと「数字」まで同じことがある。


これは数学の勉強の一意性、ただ一つであることを示す恐ろしい事実だとわかりますかね。


つまり大学を受けたければ、学校の教科書をしっかり理解しないといけない。


これはどうやっても同じ内容のため工夫の余地すらもなく、教科書ガイドも高校教科書ではあまり聞かない(聞かないだけでまあまあ売ってはいます。)


つまり端的に言うと教科書は最大限シンプルに書かれている。(が、それゆえ逆に論理の力が弱いとどうしょうもなくわからなくなりやすい。)


しかも学校の先生は教科書の内容、これは何十年も同じ内容、下手したら同じ数字なので、前の年と同じ授業をして親父ギャグまで同じことを話し、ロボットじゃないか。先輩からノートを借りたら全く板書が同じだったぞなどと…泣き笑い


生徒も同じところで躓いて(1Aなら二次関数、相加相乗平均、三角比の応用、不定方程式あたりか)試験の平均点まで同じ。


偉大なるマンネリであり、あなたのお子さんが躓いたとしても通年行事の用に扱われ、学年が進んだら私立文系へと誘われるところまで同じ。悲しい


それでそのような場合なにをしたら良いか。



 

 

これ、だいたい使い道を間違えているのがあって。


数と式から結構ボリュームがあります。


それでその計算も置き換えが必要だったり、三乗公式が使えないとわからなかったりします。


するとその受験生は「参考書」を見ないと解けないなと考えます。


そこで白チャートや黄チャートをする、という流れで選ばれる参考書であるので、チャート式はとにかくオーソドックスな作り方にしか出来ないのです。


それで先ほどの話から、教科書とチャート式、フォーカスゴールドなどは全て親戚のようなもの。つまり教科書が合わなければ、参考書、問題集もセットで合わない。つまり教科書=予習シリーズの説明部分、参考書=例題、類題部分、傍用問題集=4科のまとめ(解説無しの)だと思えばよくて、セットなわけです。メーカー問わず。


参考書も車メーカーの違い程度にしか違わないです。



 

 


まあ。これがまだましかな?

追記

もうお分かりかと思いますが、チャート式などの有名参考書の記載がわからないとしたら

①読み手の論理力の不足

②スペースの都合で計算をはしょるチャート側のわかりにくさ

③明朝体アレルギー

④偏差値が合ってない(①とはまた異なる)


などが考えられます。


特に塾などで人から説明をされないとわからない状態に慣れすぎてしまうと、本来青チャートを一人で出来るところがなかなか出来なくなる可能性があります。この場合はレベルが高くてより平易な記述の参考書

はじはじシリーズなどが良いと思います



 

 



 

 



 

 



 

 




一方④の場合は白チャートからやれば、よりわかりやすい記載と問題のレベル感が合いやすいと思います。



 

 



 

 



 

 



 

 



 

 



 

 


個人的には堤先生の参考書が、私は好きです


 

 



 

 



 

 



 

 



 

 


シグマトライがなかったら私は独学で学べなかったと思います


押並べて参考書は自分で書店で見てから合うものを選びたいですね