それで思うのは子供のプライドどっか行ってしまうんだろうということです。


子供は毎週毎週試験を受けるわけですが、中学受験そのものがかなりの先取り、しかもハイペースのため、学習内容がまだ定着していないにも関わらず試験を受けさせられて、結果として吸収力が人並み以上のモンスターキッズ以外はかなりポロポロ間違えるわけです。


すると家に帰ってから復習を、とするとこれが不思議と正解を連発してしまうわけです。


そうしますとお母さんは

(この子は本当は出来る子なんだ。その証拠に家で解き直しをしたら素点で130取れた。難しい問題は仕方ないにしても、これは偏差値なら71だから。)と考えるわけです。


そして子供は、もう出来たからテストの直しもいらないよね、とばかりにスマホをいじったりしているわけです。


で、これは実はほとんどのご家庭でそうらしいのです。

それで各塾にはノウハウがありますので、ギリギリケアレスミスを誘発するレベルの難易度に調整した問題を毎週毎週出してくるわけです。


その結果として、毎週毎週どうしても難しい問題が取れない。しかもケアレスミスはなかなか直らない。図も表も書かない。あげく転記ミスにより間違えてもいる。


そこでブチキレて言うんです。

「あんた!ケアレスミス!図も書かない!字も丁寧に書かないから見間違えている!」

「お前は頭が悪いんだから、せめて真面目に、やれと言われたことはしろ!」


ええ、これ。

あるあるなんです。特別にどこかのブロガー様のことをイメージしているわけではなくて。


いろんな人に話を聞くとまあどこもこんな感じだったわけなんですよ。


それでこれはまあ良くない。


良いか悪いかで言えばまあ、子供のやる気が減ります。


ですがこれは尻を叩かなければ更に落ちると思うからヒステリーになるわけです。


それで対策としては、部活と両立できます。とか、短時間で成績上がります系の先生に頼るべきかなと思います。必要最低限の内容をブンブン回して、プライドを回復させないと駄目なんです。親子ともに。



間違っても、勉強は長時間やらないと駄目系の先生に頼ってはいけないと思います。


何をやるか、ではなく、何をやらないか。


これがボリュームゾーンを抜けるコツだと思います。


やれば出来るじゃない。


そうなるかならないかは、量の勝負に乗っては駄目だと思います。


余裕が無いとケアレスミスは無くなりません。これは本当です。


だから焦らずに、解ける問題だけを完璧にする。


それだけで偏差値はそこそこになるわけでもあります。