国語でこれだけは、と言うところを
要するにこれを把握するために線を引くわけですが
国語的常識がまず無いとあるとでは違うわけです。
つまり
段落はtpoのいずれかが変化するときに変わる。
全てのセリフについて、誰がしゃべっているのか理解しないといけない。
それに関連して、「」と「」で別れていても同じ人のセリフの場合もある。
「一番はアニメだ」
「二番は漫画だ」←同じ人のセリフ。
(強調したり、タイミングが空いてる表現かなと。)
で、tpoを理解するのは必ずヒントがある。それが分からないと時制の変化がわからない。回想シーンにも気づけない。
感情は(当たり前すぎるが)天気で表される。
雨→悲しい
曇り→不安
晴れ→問題解決
など。
また、言い換えの問題。これは「文字数」からしぼる。基本的な問題集だと「文字数」がピタリとはまる。
それで論説文だと特に同じ内容を違う表現でする。これを聞くのはめちゃくちゃ多い。
それで子供向けの物語文だとまず成長物語しか出ない。もう陳腐なくらい、ワンパターン。
主人公には心に何か黒いところがある。または思春期特有の中二病、もしくは大人になる前の何か課題がある。
そこに明るさのかたまりか、何か気付きをくれる誰かとの出会いや事件がある。
そして何かに気付いて成長するか、そのきっかけに気付く。
はっきり言って子供向けの物語はくだらない。
しかしそのくだらなさは予定調和から来ているので(子供向けのお話はその性質上、文学作品のような鋭さは不要だから)何本か読めばもうワンパターンなので、あとは問題を解くだけだと思う。
しかし受験国語はくだらない。
くだらないけれど一応は、良い話が多くある。
灰谷健次郎作品の「兎の目」はかなりオススメです。
本当なら文学を読むべしと思う。
戦争でおかしくなってしまった梅崎春夫の作品や、安部公房、神の沈黙を描いた遠藤周作の沈黙、頭が良ければ殺人も肯定されるかを描いた、ドストエフスキー罪と罰。
このあたりの重い文学をちゃんと読んで欲しいわけですが(大学受験では頻出作家ですし)、逆に「論語」などもかなり良い言葉ばかりでオススメなわけです。