2005年の作品
高飛車で、上昇志向欲の強い女、恵利香(街田しおん)は、元局アナであり、彼女の父親は、元県知事だった。
美貌もお金も家柄も、何もかも不自由しない、恵まれた生活をしていたものの、彼女は、それでも満足しない。
彼女は、知事の娘、という知名度を利用し、立候補に出る。
それに対して、洋平(榊英雄)は、彼の父親(ベンガル)の漁船で働く男である。
少年時代から一旗あげたい野心を持ち上京するも挫折して、結局は、毎日、魚を獲る日々を送っている。
そんな洋平の女房(不二子)は、勤め先のコンビニの店長と、浮気をしているという。
ある日、街田は、選挙運動に出かけるための船として、彼女の父親の知人である、ベンガルが、所有する船をチャーターし、
榊の運転で、ある島にたどり着く。
しかし、そこで、彼女に対して、悪意を持って接した島民に、腹を立て、彼女は、そこでの、選挙運動を中止してしまう。
その後、彼女以外が、別の島に向かう。
そのため、街田と榊は、小さなモーターボートで、本土に戻ろうとするが、
そのボートは、漂流してしまい、無人島に流されてしまう。
そこで、2人は、ぶつかり合いながらも、その島で、サバイバル生活、をすることになってしまう。
すると、・・・というようなお話。

1974年のイタリア映画「流されて」の日本リメイク版、っていったところ。
私は、2001年「狗神」の坊之宮園子役、街田しおん、渾身の作品であったと思うし、十分に楽しむことができた。
さらに、衝撃作、2004年「肌の隙間」の主演女優、不二子、も出てるってことで、
説明するまでもなく、色っぽい場面、満載だし、素直に、面白かった、って、思っているのだが、
無人島に流された男と女が、生と性を、むき出しにする内容であるため、
そういう、人っていうか、生物の本質、っていうことに関して、見たり、知ったりしたくないタイプの人々には、
気分の悪くなる、映画、なのだとも思う。
そういう人が、間違って、「狗神」や「肌の隙間」なんかを観てしまったら、
発狂しちゃうんだろうな、って思ってしまって、何だか、つい、笑ってしまった。
この映画とは、まったく、関係のないことで、申し訳ないが。