1967年の作品。

国鉄の専務車掌、渥美清は、東京発長崎行きの寝台特急さくらに、

乗車している最中、昔、憧れていた、佐久間良子と再会する。

渥美は、佐久間が、夫と別れるつもりである、ということを聞き出す。

翌朝、乗客である、5人組のホステスの宝石や下着が盗まれる事件が発生する。

偶然、佐久間が、犯人を目撃していたため、犯人は、すぐに捕まった。

列車を降りた後、平和公園で、渥美は、佐久間と再会する。

それで、渥美は、喜んで、市内を案内する。

帰宅した渥美は、妻の楠トシエに、浮気を疑われる。

その後、渥美は、仕事で、西鹿児島行き、特急富士に乗り込むが、渥美の浮気を

疑っている、楠も、こっそり、それに乗り込む。

その車内で、出産騒動が起こる。

助産婦だった楠が、これを、無事に処理する。

鹿児島に着いた、渥美は、そこで、佐久間と会うが、佐久間から、

夫と復縁することにした、と告げられた、というお話。

渥美清の出てる映画って、本当に、いつも、面白いな、って思う。

そんなわけで、渥美清主演の喜劇列車シリーズは、すぐに、3本全部観た。

まあ、毎回、マドンナが、佐久間良子っていうのが、ちょっとな、ってところではあるが、

この頃の東映映画、ということを考えれば、しょうがないのかな、って感じだろうか。

それよりも、私は、この映画に、食堂車のウェイトレス役で、大原麗子が出ているが、

こんなところで、彼女に会えた、って言うことの方が、本当に嬉しかった。

 

そういうこともあって、ささやかな思い出の一つだが、今から、42年も前、

私が、中学3年生の時、1学年下の女の子で、レイコちゃん、という子がいた。

私は、一目で彼女が好きになって、とりあえず、交換日記、

のようなことをしていたが、それを、私の同級生である、3年生の女子に責められた

ことがあった。

それには、実は、少しだけ理由があって、レイコちゃんと知り合う、ほんの少し前に、

3年生の女の子と、付き合おうか、ってことに、なってしまっていた、からだった。

どっちを選ぶの、って返事を催促されたわけだが、結局、どちらも諦めることにした、

ことがあった。

それから4年後、たまたま、茨城交通湊線の中で、その時の、レイコちゃんに、

ばったり会ったことがあった。

まあ、その時も、間が悪くて、私は、一人の友人と、たまたまナンパした、

女の子3人組が一緒だったが、偶然、久しぶりに再会したレイコちゃんが、

眩しくって、3人組のことをすっかり忘れてしまって、デレデレ、レイコちゃん

とばかり、話してしまっていた。

それで、せっかくの3人組には、愛想をつかされてしまった、ことがあった。

もちろん、レイコちゃんは、途中の駅で、降りてしまった。

その後、私は、友人に、こっぴどく叱られた。