1952年の作品。

浅草の小料理屋を営む両親と四人姉妹のお話。

長女、相馬千恵子は女医。次女、関千恵子は芸者。三女、杉葉子は服飾デザイナー志望。四女、岩崎加根子は代議士志望。

その彼女たちの、恋愛模様や日常を描いた映画。

下町版細雪、1952年版若草物語といった感じ。

あそこの家なら、娘が4人いるから、誰か1人くらいなら、何とかなるんじゃないかって、1950年版細雪の啓ぼんの田中春男が、見合い写真の男として登場するのが、最初に笑いを誘う。

文学的要素や単なる綺麗な女優目当て、での鑑賞となると、お薦めしにくいが、単純に映画として楽しむ、という視点であれば、結構面白い。

 

4人姉妹とかって、複数の女優が、まとめて登場してくる映画を観てると、大学の頃、この4人と合コンしたとしたら、自分は誰を選ぶだろうかって、いつも考えてしまう。

実際の合コンでは、本来の好みで、っていうより、結局は、自分のことを気に入ってくれてそうな、上手くしたら、何とかなるんじゃないか、今日中に、とかってことで選んでしまうんだが、この浅草四人姉妹なら、私は、次女、関千恵子一択かな。

若草物語だと、本当に選べない。