先日トークショーで奥出雲に行ったときに、

無農薬で長年、食べ物を作ってこられた

佐藤忠吉さんにお会いしました。



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佐藤さんから頂いた名刺には、

「百姓 佐藤忠吉」と書かれています。


食べるということは、地球上の生物のいのちをいただくこと。


現在、91歳の

木次乳業の佐藤忠吉さんの言葉は、

すべてが感動でした。


今では、佐藤さんの牛乳は、

ナチュラルハウスでも売られています。


化学肥料を使わない牧草でそだった牛からの

牛乳、そして、チーズや、天然酵母のパン屋、ワインなど、

佐藤さんの農園で、本物の食べ物を作っています。


牛舎から放牧された牛は、山を駆け上ります。


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忠吉さんにお話をうかがっていると

自然に涙がこぼれます。



忠吉さんから

戦争行かれたことを聞きました。


戦地で死んでいった戦友のことが忘れられない。

負傷して死んだ仲間もいたが、

戦地で食べ物がなくて死んでいった者もいた。


忠吉さんは自分でおっしゃいます。

「私は、人殺しも、略奪もなんでもやった人間だと」


そして、自分が手に持つ銃が、

一本のごぼうだったら。

そして一本の畑を耕すクワだったら。


そう思い、戦地から戻った忠吉さんは、

戦争ではなく人が助け合って、食べ物を作って

生きていく場所を作りたいと

いのちを殺さない、有機農業をはじめたそうです。



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忠吉さんの農園には、知的障害者の方も一緒に働きます。

そして、ここには、ワイナリーもあります。

農薬を極力使わないで

ブドウを育て、樽で寝かせた

本当においしいワインです。



とってもおいしくて、家飲み用に、

たくさん買って帰りました!



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食べ物は、作った人の味がする。


オーガニックのおいしい食べ物をめぐっていたら、

本当に素晴らしい方々に

お会いすることができました。

また、お会いしたいです!