魔法を信じる際
 
・百均で買うからそれはいらないよ
 この人となら合うと思った
 
・いずれ懲らしめてやっからとりあえず
 今は耐えろと神に言われた
 
・ある国のやつれた
 少女少年の瞳から僕らは目を逸らす
 
・おじさんが必死に指で8の字に
 なぞる画面をつり革越しに
 
・やはり温室で育った二代目は
 まさにその通りだと思いま
 
・見たくない現実に魔法をかけて
 上辺だけの幸せにすがる
 
・老夫婦みたいと言われ
 その時は褒め言葉とは思わなかった
 
・あの頃のときめきを思い出してください
 魔法を信じる際は