後見業務をしている関係で、高齢者の方とお会いすることが多いのですが
本当に皆さんいろんな生き方をされてます・・・
笑顔が素敵な方
むっつりしてる方
趣味に勤しんでる方
ただ、いつも思うのが
「老いや認知の低下は、誰に、いつ、どういう形で現れて、いつまで続いていくか、本当に分からない。」
ということなんですよね。
しかし、今の社会は老いや認知力低下している人をあまり相手にしていない気がするんですよね。
繋がりのある人だけを相手にしていたり
認知能力が十分ある人だけを相手にしていたり
いわば、恵まれた人だけを相手にしているような気がします。
そういった条件を備えていない人は、助け舟があっても乗ることができないことになるんですね。
つまり
「核家族化による孤立化」
「地域親族との繋がりの希薄化」
「平均寿命アップによる、認知能力低下する人の増加」
により、機能不全が起こっていると思われます。
これに
「社会を回していく若者の減少と高齢者の増加」
という悪条件がさらに重みが増していくわけですし、
猶更、助け船に乗れない人が増えていく・・・
これを解決するには
①若い人を外から入れる
②認知力と肉体を維持するトレーニングを行い続ける
➂自分から繋がりを作るように動いていく
というのが典型的な解決法でしょう。
それ以外にも
・郵便をどこかに出向く形でしか受け取れない形にして(地域の公民館や集会所など、なるべく地域の住民が利用しやすい場所)
出向いてくれる人(自分では出向けなくても支援者がいるなら支援者が出向く)が誰かを記録して、
出向いてこれない人をあぶり出し、そういった人に支援を行う
ということはあり得るのではないでしょうか。
(今でも宅配便をコンビニ受取りするって形はありますし。)
郵便局も今後、少子化ば進む中担い手が減るわけで
配達場所を限定することで省力化も図れるわけですし。
不便ですし、支援者に負担はかかるわけですが・・・
DXとは逆行しますが、DXができない人を助けるためには
こういった思考の転換というのも必要になるかもしれません。