たったの数日で、夏がいなくなったような気がした。

そんな朝晩。

時の流れは早いのに、季節の移り変わりはゆっくりな気がして不思議です。


いかがお過ごしでしょうか?

9月になっても暑い日が続き、すっかり参ってしまっていました。


9月といえば、高橋幸宏さん50周年anniversaryライブから1年が経つのだと、最近ふと思いました。

あの時のことは覚えているようで覚えていない。

心に余裕を持って参加できませんでした。

いつか、何かの形で昇華できるように、してみたいものです。


そんな今、言葉が出てこなくなり、ここからも遠ざかっておりました。

まだあまり回復していないけれど、今日はよく聴いている曲を紹介してみようと思います。


グッドバイからはじめよう 佐野元春




ちょうど波のように さよならが来ました



で始まるこの曲は、ストリングスが効果的に使われているスローバラード。

個人的には、80年代前半に作られた佐野元春のスローでミディアムな曲たちがとても好きで、心穏やかになれる気がする。

これもそんな一曲。


秋の気配のする、少し肌寒い朝に聴くのに似合う。

他にも、「こんな素敵な日には」「モリスンは朝、空港で」など名曲がたくさんあるが、やはりこの曲を連想してしまうのは、心のどこかに常に「さよなら」を考えているからなのだと思う。

それは、近くの仲間かもしれないし、季節にかもしれない。

波のようにさよならが来ても、ちゃんとさよならができるだろうか。


曲の最後はこう締めくくられている。


あなたは よくこう言っていた

終わりは はじまり

終わりは はじまり



「終わりははじまり」

という言葉に夏と秋を連想させた。

騒がしく燃え、照り続けた太陽が力を弱め、空気が澄んで木々が色づき、気持ちの良い朝が来る。

そんなことをイメージできた朝。


最後までお読みいただきありがとうございました。

またお気に入りの曲を、不定期ですがこうして書いていくのでよかったらお付き合いのほど、よろしくお願いします。

みなさんのお気に入りの曲も、よかったら教えてください。

人の好きな曲はすぐに聴きたくなる、そんな性分です。

人となりや生き方が少しだけ見えた気がするからだと思う。


それではまた!

20230925 Sally