花組「MESSIAH(メサイア)／BEAUTIFUL GARDEN-百花繚乱-」を観てきました。
お芝居は、ええ感じに泣かせてもらえたええ作品。
学校で学んで知っている天草四郎という人物像を自分なりに重ねて、そしてそれを良い意味で裏切ってくれた。
隠れキリシタンが主題になるから、キリスト教の扱い方次第で作品の雰囲気が変わるだろうなと思ってたけど、まぁちょうど良い感じの扱い方だったんじゃないだろか。
天草は一度旅行したことがあるけど、島原ほど隠れキリシタンの色が濃いわけでもなく、それでも地味に根付いていたんだろうなと思っていたので、作品でそれが表現されていたから、ちょっと当てもん(くじ)が当たったような気分で嬉しかった(笑)。
みりお(明日海りお)の熱さが良かったぁ。
苦悩っぷりは少なかったけど、ちょっとカリスマしてたみりおにキュンとなった。
ゆきちゃん(仙名彩世)の芝居巧者ぶりも良かったけど、『邪馬台国』のときも思ったけど、可愛い村娘役がもう少し違う感じになってたら良かったかなぁと思った。
れいちゃん(柚香光)も、苦しい心情がもう少し見えたら良かったなぁと思ったかな
ちなつ(鳳月杏)は別人に化けてたのでビックリ。
この悪代官、誰？と思ったら、ちなつやった。
最初しーちゃん(和海しょう)かな？と思うぐらい別人だったのが衝撃的やった。
タソ(天真みちる)も徹底的に悪い役で、最後に笑い無しの悪役出来て良かったねぇ、と思ったよ。
マイティ(水美舞斗)、松平信綱、将軍様に石高の報告をする監査役みたいな大名。
ちょっとお芝居が朴訥なところがあるマイティ、この役はめちゃええ感じやった♪
将軍様や幕府を守ろうとするが故の真面目さ、こんなところもマイティらしくて良い♪
うちの娘（うちの夫婦が応援している娘役、の意）ゆかりちゃん(春妃うらら)もそうやけど、今回娘役が何人か男の子役をしてたけど、どういう意図があったんだろか。
まぁ可愛いから良いんだけど(笑)、隠れキリシタンには女の子が少ないとか、ゆきちゃんを可愛く目立たせるために村娘を少なめにしたとか(笑)、そういう意図が見えなかったなぁ。
それでも、話の芯がしっかりしてたから、しっかりと物語に入り込めて、しっかり泣かせてもらえるお芝居やったと思います
ほのか(聖乃あすか)が、物語の導引部での将軍様役で、格好良かったぁ。
そして、アレンくん(亜蓮冬馬)の休演の代役で、はなこ(一之瀬航季)が良い役どころになってて！
はなこは少し追っかけて見てる人なので、頑張ってほしいな。
ほってぃー(帆純まひろ)も要所でスパイス的に出てくる村少年で、良かったなぁ。
ショーが盛り上がって良かったよ♪
中詰めでＴＵＢＥの「シーズン・イン・ザ・サン」とか使ってて、一緒に歌ってしまった(笑)。
夏といえばサザン！という世代より少し後で、夏といえばＴＵＢＥ！という世代の僕としては、歌わずにはいられなかったわけで(汗)。
そして、冬といえば広瀬香美！になるんですね（関係あらへん(笑)）
今回は２階席まで下級生が客席降りで来てくれて、２階席も盛り上がり♪
ゆかりちゃん、銀橋を歌って渡らせてもらってた♪
何より、マイティと、かがりりちゃん(華雅りりか)と一緒に渡ってるのが嬉しい♪
大好きな３人で、観てて惚れ惚れしてしもたやんか(笑)。
マイティはあっちこっちで踊りまくってて、どんだけ身体能力高いねん！状態。
れいちゃんはすっかり２番手ポジションで、ダンスにゆとりが出てきたかな。
僕としてはもっとガッツリ踊ってほしいんやけどね。
でもやっぱり華がある人やねぇ。
今の花組は、お世辞にもダンスが上手いとは言えないみりおがセンターにいて、それをみんながしっかり中心のみりおを見て、しっかり踊ってる感じがする。
みりおも月組のときや花組に来てすぐのときよりはしっかり踊れるようになってるけど、それ以上に周囲がセンターを盛り上げようとする雰囲気があって、とても良い。
ゆきちゃんも、しっかりとみりおに寄り添ってるし、ええ感じやな。
あと２回ぐらい観たいな(笑)。