美容院へ。


育児をしていると自分のおしゃれは後回しに。

そのうえ震災でバタバタしてそれどころじゃなかった。


行きつけの美容院でいつもの美容師さんにカットしてもらう。

前回は「木村カエラ」風にしてくれたみたいだけど、

この歳であの髪型は、どうみても「鳩山みゆき夫人」だった。。。


鏡の前に置かれた雑誌をペラペラとめくる。

これに載ってるきれいなママにはとっても感心する。

常に「美」を意識して、メイクにも着こなしにも時間と手間を

かけているなんて。

近所にしか出かけないと人の目なんぞ意識しないからなぁ。

そろそろこんな風におしゃれを楽しもうかな。


今回も顎のラインくらいまでに切ってもらうことに。

もっぱら話題は終始震災の話。

隣に座ってたお客さんもその話で持ちきりだった。

美容院も計画停電にされると大変って言っていた。

停電時間に合わせて予約を調整してたらしい。

そりゃ、そうだ。シャワーもドライヤーも使えないんだもの。


話に夢中であまり鏡を見てなかったのもあって

できあがりは思ったよりかなり短めに。

仕上げに襟足を電動シェーバーで剃ったくらい。

今回はみゆき夫人じゃないけど、、、なんというか。。。


まぁ、また半年近く美容院に行く手間は省けそう。

あれ?おしゃれを楽しむんじゃなかったっけ?!






1ヶ月くらい滞在するのかと思いきや、

たった2週間で自宅に帰ってしまった両親。

子供の反対にも聞く耳を持たず、

妹と言い争いになって仕舞いには

「放射能なんか怖くねぇ」と言い放った父。


先日、向こうの様子を知りたくて電話してみた。


地元で大きなショッピングセンターが再開し、

早速行ったきたと言っていた。

ガソリンも普及しだして駐車場はほぼ満車。

風評被害もあるものの、魚以外の食材は

そこそこ売っているらしい。


驚いたのは、自主避難エリアなのに

マスクに帽子の格好をしているのはうちの両親くらいで、

周りはほとんどが防護せずに普通の格好だったということ。


地元民は肝が据わっているのか

覚悟を決めて毎日を過ごしているのか。。。

目に見えず臭いもしない放射能だけについつい油断してしまうのか。。。


隣近所は皆帰ってきてるけど、ひっそりとしてるらしい。



昨日帰ってしまった。


先に帰った父から電話がきて、水道も復旧し

ガソリンも20Lとか5000円までとか制限はあるものの給油できると

言っていた。

スーパーやコンビニ、ファミレスも半分くらいは再開してるようで

生活できないことはないみたいだ。

仕事の整理や年金などもろもろの手続きを済ませるための

一時帰郷と思っていたけど、たぶんこのままいわきにいるだろうな。


案の定、『で、お母さんはいつこっちくんの?』と毎日電話で言う父。

うちの母は特に帰りたいという希望はなかったから

『土曜日に帰る』と言っていたものの、バスが混雑するだろうからと

木曜に早めたけど、当日は具合が悪くなって昨日になった。


突然同居人が増えて、毎日が家事で目まぐるしい忙しさで

これがいつまで続くのだろうかとゲッソリした日もあったけど、

一人また一人といなくなると、なんだか寂しい。。。

我が家の居心地が良くなかったのかなと自分を責めたり、

放射能の心配があっても何十年と過ごした自宅が

一番なんだから仕方ないと自分を慰めたり。


どうやら地震直後に避難してたご近所さんも戻ってきてるらしい。

原発はまだまだ長期戦でいつ収束がつくのか見通しがつかない中

うちの両親だけでなく地元民は住み慣れた地にやっぱり帰るんだなぁ。