人が人を大切にするということ【台湾で見た人本主義の実例】 | 確信犯的スーパー勘違い

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人生は、潜在意識が信じている通りになります。
だったら、『思い切り楽しい人生になる』って
信じた方がいいですよね。
確信犯的に勘違いをしてみませんか?

ギックリ腰の痛みもほとんどおさまり

 

ようやく日常生活に戻った感じです (^-^)

 

 

こんにちは。

『理性の力で未来をつくる』

ロゴスことスギオカです。

2分で読める簡単なプロフィール▶︎▶︎▶︎

 

 

この投稿は、2019年11月27日の記事を

再編集したものです。

 

 

2年ほど前になりますが、

この旅行はわたしの人生の中でも

大きな節目になるものでした。

 

日台の関係が、

これほど特別なものだと知らなかった自分が

恥ずかしくなり、

また、あらためて台湾の方々への

感謝と尊敬の念がわきました。

 

 

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台湾訪問2日目。

今日から本格的な研修開始ということで

台北近郊にあるタイルメーカー

『裕邦窯業』を訪問しました。

 

大型バスで移動。

 

そろそろ工場に到着という場所まで来ると

角に日台の小旗を持った人が立っていて

曲がる方向を誘導してくれました。

 

そして、工場の敷地に入ると

整列してのお出迎えです。

 

 

さらには、三太子(さんたいつ)という

大きな被り物をした人が5人もいて

圧倒されました。

 

こんなに到着を歓迎されたことは

今までありません。

 

それだけで目頭が熱くなる感じでした。

 

 

 

見上げると、

工場の壁には『6S』の文字が

アルミの文字で埋め込んであります。

 

 

『6S』というのは

1. 整理

2. 整頓

3. 清潔

4. 清掃

5. 躾

6. 作法(=習慣化)

で、日本語の頭文字を取った言葉です。

 

つまり、

日本で考えられた『場を整える』意識が

台湾の工場で採用されているということ。

 

APRAという、まじめな日台交流の

一つの表れです。

 

 

ただ、掛け声をかけても

やらないところ、できないところは

たくさんあります。

 

しかし、この工場ではその決意を

アルミの文字で壁に打ち込んだわけです。

 

決意の深さがうかがえます。

 

 

そして、その決意にたがわぬ徹底ぶりで

圧倒されました。

 

聞けば、4年前までは粉塵でもうもうとした

現場だったそうです。

 

それがたった4年で、

清潔で、気持ちのいい空間になっていました。

 

 

『たった4年で』と書きましたが、

その過程でさまざまな困難があったことは

想像に難くありません。

 

最初は、意識のズレも小さくなかったと

思います。

 

 

しかし、

経営者が

従業員を思う心があれば

ことは必ず成し遂げられます。

 

その気持ちの表れは、

『内面からも人生を豊かにするように』

と設けられた図書館や

『健康第一』の観点からつくられた

スポーツジムに見ることができました。

 

 

経営者が従業員を信じれば、

従業員は会社を信じ、

製品を愛するようになります。

 

それこそが『人本主義』であり、

『大家族経営』の根源と言えます。

 

その素晴らしい実例を見せてもらい、

何度も目がうるみました。

 

まさか、

工場見学でここまでの感動があるとは!

 

 

 

そして、事務職の机の引き出しが

一つの見せ場になっているのも

おもしろいことでした。

 

とかく『6S』というと

潔癖な方向に進みがちですが、

この会社では個人の遊び心を

大いに認めています。

 

『引き出し』という

限られたスペースではあるものの

そこには各自が自分の好きなものへの愛が

爆発していました(笑)

 

 

そして、そこに経営者の優しさと苦労を

見る思いがして、さらに涙。

 

なぜなら、

そこまで従業員の自由を認めるには

大きな自己変革が必要だったことは

想像に難くないからです。

 

きっと、どこかの段階で

『しめつけるだけでは、人は動かない』

という気づきがあったものと思われます。

 

6Sの徹底ぶりから

経営者が自他に厳しい人であることは

容易に想像つきましたから。

 

 

しかし、

経営者が

自分の限界を超えていった軌跡。

 

その葛藤と喜びの結晶として

各自の机の引き出しに

それぞれが愛するものの地平が

広がっているわけです。

 

とても善いものを見せていただきました。

 

 

 

いや、日本、まずいな。

これだけの実践と歓待を展開できる会社が

果たしてあるでしょうか?

 

それをつくっていくことが

臥龍先生の思いをつないでいくことだと

あらためて感じました。

 

ここまでの日台交流が

個人の気持ちから始まったことの凄さと尊さを、

より多くの人に知ってもらいたいと思います。

 

 

未来は自分でつくれます!

 

 

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