五つ星運動のリーダー、リカルド・フラカーロ② | 府中の元気・杉村康之の 「ハッキリYES、ハッキリNO」

府中の元気・杉村康之の 「ハッキリYES、ハッキリNO」

初めて議員になった時、びっくりしたことが3つ
一つは、議会なのに議員同士の議論がないこと
一つは、議会自らが条例をつくらないこと
一つは、審議の前に予算への賛否を聞かれたこと
二元代表制の地方議会では是々非々が筋
だから僕は「ハッキリYes! ハッキリNo!」



フラカーロさんの話
「街から、どう活動が始まったか」

当時の大きな課題は、同じ想いを持つ知らない他の人と連絡が取れなかったこと。

イタリアの人気 コメディアン ペッペ・グリッロは、あるテレビで、汚職にまみれたイタリアの社会党を批判した。そうしたらテレビに出られなくなった。マスコミはコントロールされていた。

大きな変化は 大きなクライシスから 始まる。

ペッペは人々に直接話しかけ始めた。あるときITの天才と出会い、プログを立ち上げ、ブログを通して訴えた。ミストアップというSNSも立ち上げた。どちらも同じ想いを持つ人が知り合えるプラットフォームとなる。

フラカーロさんは、ビザ職人だった。勉強して大学に入り、大学で環境を勉強し、卒論も書いた。ある時ペッペのブログを利用し、想いを伝えた。そしていついつここのバルで会おうといれた。どうせ、一人だろうと思って行ったら20人集まった。そこから、自分たちの想いを地元の議会に伝えた。

こうした集まりがペッペのプラットフォームを通じて各地域で広がった。それが五つ星になる。

議員に提案をしても無視された。条例案を出しても議会に無視された。そして仲間から議員を出し、市長も出した。