請願・陳情書のwordテンプレートを作ってみた。
※下部のリンクからダウンロードできます。
行政に意見や要望をより効果的に届ける手法として、
「請願」と「陳情」があります。
これ、知っている人と知らない人では大きな差があります。
▼請願・陳情の手続きについて(伯耆町)
⇒http://www.houki-town.jp/new1/10/28/3/6/
※他自治体でも、[〇〇市(町)][陳情][議会]等で
ネット検索すれば、手続きの方法が出てくると思います。
恥ずかしながら、実を言うと僕も議会で働くようになって初めて知った仕組みです。
周りの人に聞いてみると、行政や議会関係者以外の人では、
知らない人のほうが圧倒的に多い!
これはもっともっと地元の人に知られるべき。
全国には、請願・陳情が活気ある自治体もあるのですが、残念ながら伯耆町はまだまだ。
請願・陳情が毎回出てくるにせよ、もう全てと言っても良いくらい、
町政そっちのけで国政レベルの話ばかり。送り主はだいたい特定の団体。
正直なところ、「それは国(国会議員)に言ってくれよ~」って感じ。
というのも、上がってきたからにはどんな案件だって、
議会議員は委員会を開いて真剣に議論する。
それはつまり時間とお金(費用弁償)を使う。
本来ならば、代表として選出して頂いたそこに住まう人たちのために議論をすべきだのに、
その人たちの暮らしからは程遠い課題について時間とお金を浪費する。
それが僕には納得できないところで、
これは議員として働かせてもらってからずっと感じている不満なのです。
もっと、そこに住まう人たちにとって身近で切実な課題解決のために注力したい。
こうしたこれまでの悪しき慣例・流れを変え、
住民による請願・陳情を活発化させたいので、その方法をここで説明します。
~~~受理・審議の流れ~~~
多少間違っている所もあるかもしれませんが、
だいたいこんな感じかなと。
①「請願」or「陳情」が住民によって提出される。
②(町政に関するものであり)審査の必要があると判断される。
③議長が受理し、議会運営委員会で付託先の委員会を協議。
④議員全員に文書表を配付し、議員が構成する所管の委員会に付託される。
⑤その後の議会定例会の会期中に審査をする。
※伯耆町の場合は3・6・9・12月の定例会だが、受理されるタイミングによる。
※委員会審査は公開され、議事録も残るため責任も重い。
⑥委員会で採択or不採択されれば、議場での本会議で決着。
住民の代表である議会の総意、ということにもなるので大きな意味がある。
~~~~~~~~~~~~~~
…とまあこんな流れ。
特に決まった書式はありませんが、
どんなものか文例を参考にしたほうが書きやすいかもしれません。
…ということで、僕も使いまわしをしやすそうな
請願・陳情書のwordテンプレートを作ってみました。
基本的にはこんな感じでイケるはずです。
本当は皆さんに使って頂きやすいように
wordファイルをダウンロードできるようにしたかったのですが、このブログではできませんでした。
もし、wordファイルが欲しいという方がおられましたら、コメントなりメッセージなりください。
※以下リンクからならダウンロードできるかもしれません(2023年3月27日更新)
⇒https://docs.google.com/document/d/1_e-MO39QGdMYw1tqiE9kw_Tx363-U0SO/edit?usp=share_link&ouid=101878778710061124347&rtpof=true&sd=true
※こちらは、メッセージでブログ読者さんからご意見をいただきましたので
例文的な形でつくってみました(2023年6月7日更新)
"政治への意思表示"といった意味で、選挙という方法はもちろんよいのですが、
こういう手法のほうが、しっかりと意思が伝わると思いませんか?
モヤモヤしているより、グチグチ言っているより、
まずはこうした行動を起こしてみましょう。
そして、わからないところは最寄りの議員や議会事務局に聞きましょう。
きっと快く対応してくれるでしょう。
…僕も何かと最寄りの議員に聞いてたりします(^^;
もちろん僕も、わかる範囲でお答えしますよ~!