3月２日 大阪府議会での上田府議の質疑。最後の質問です！
寝屋川市 犬の繁殖屋の女逮捕を受けて、第一種動物取扱業の事業者に対する行政の姿勢と責任を問う質問だった。
全国に42,000軒の第一種動物取扱業者があるが、劣悪な環境下で動物を飼育する不適正飼養において、行政はかつて一度も行政処分で登録取消しをしたことがないという呆れた事実。
その権限を有していながら、動物のためのみならず、悪臭や過剰な鳴き声や衛生的リスクで迷惑を被っている繁殖場の近隣住民のためにも、その権限を行使してこなかったのだ。
なんという怠慢‼︎ 不作為か‼︎
家屋の用途を知らされず貸した家主にも、相当な被害が及んでいるという事実もある。
また、劣悪事業者が虐待していた動物の医療費などを工面してきた保護団体やボランティアの人々も、問題を放置してきた行政により、延々と終わりのない、まるで事業者を生かすためのような、理不尽な保護活動を強いられてきた。
今回の大阪府議会における質疑と答弁は、大変意義あるものだと思う。
今、大阪府の動物愛護管理行政は変革を迫られている。その期待に是非とも応えていただきたい。
そして、全国の自治体にも、動物虐待とネグレクトの環境下で営業している事業者に対して、行政の在り方を改めてほしい。
