寝屋川の繁殖屋逮捕で浮き彫りになった行政の不作為 | 杉本彩オフィシャルブログ 杉本彩のBeauty ブログ Powered by Ameba

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当協会Evaの刑事告発により先月、大阪府寝屋川市の


犬の繁殖屋の女が逮捕されました。


その逮捕を受けて、上田健二府議が大阪府議会で


質問に立たれました。


大阪府にかぎったことではありませんが


動物行政の不作為が浮き彫りになっています。


およそ10年の間、この繁殖施設の劣悪環境を


本気で改善させようとしていなかったことが


わかります。


行政はその責務を果たすことなく


いたずらに犬の苦しみを長引かせ、その結果


多数の犬が死にました。


繁殖事業者に医療も与えられず


骨折を放置された犬の後ろ脚は、180度反対側に


向いてしまったり


膝蓋骨脱臼(パテラ)が進行して重症化したり


お産のケアもまともにされず、仔犬は体が半分出た


状態で死亡していることもあったといいます。


そんな仔犬の死亡は日常的であったようです。


施設内にいると具合が悪くなるほどの悪臭


温度・湿度の管理もなく、汚物は掃除されていないため


体には糞が付着し、狭いケージや軽便カゴに


詰め込まれているため、眼球を負傷したいる犬も


多数いました。


この状態に対して、大阪府の動物行政は


「虐待は確認されなかった」というのです。


当協会Evaが刑事告発したことで


これは虐待であり、医療ネグレクトであることを


認めざるを得なくなったはず。


本来ならとっとと業登録の取消しまで


速やかにステップを踏んで進めるべきでした。


そうすれば、多くの犬たちを苦しませたり


死なせることはなかったはずです。


行政がその責務を果たさないかぎり、この虐待は延々と


続きます。


当協会Evaが刑事告発するしか、これを終わらせる術が


ないなんて、本当におかしな話しです。


犬の命を軽視し、その痛みに鈍感だと言わざるを得ない


動物行政の姿勢と対応には、心底怒りを感じます。


立ち入り権限を有し、登録取消しまで行うことができる


のは唯一、行政だけなのに。


その行政が自らの責務をまったく自覚していないと


感じる時、絶望的な気持ちになってしまいます。


今回、告発に至るまで、そして告発後にも


何度もそんな気持ちになりました。


私たち民間団体は何の権限も有していませんから


管轄機関に忍耐強く要望するしかありません。


また、議員に説明し、理解を求め、協力し、


見守るしかないという状況です。


本当に歯がゆいことが多いです。


3月2日の大阪府議会での上田府議の質問を


課題毎に順次アップしますので是非ご覧ください。


そして、是非シェアもよろしくお願い致します。