こんばんは!

この前、私の所属している雅楽部と他校の和太鼓部さんで交流会を行いました!!

今回の装束は狩衣(かりぎぬ)なんです星

狩衣といえばザ・平安貴族のイメージグッ

狩衣は平安時代以降の公家の普段着で、もともとは狩をする時に着ていたからこの名前がついたんです。でも、活動的だから次第に普段着に着るようになったそうです。

狩衣装束は指貫あるいは差袴をはいて、丸首の狩衣を着て、立烏帽子をかぶるという感じです。



いかがでしょうか?


理事長先生が新しい装束を雅楽部に買ってくださったので、今回は全員新しい装束を初めて着ました。こんな本格的な装束、しかも新品の狩衣を着ることができるなんておねがい贅沢の極み拍手



先輩方に手伝ってもらいながら着たんですが、大人の男性サイズなので、着られてる感半端なかったです(笑)顧問の先生にもお人形さんみたいって笑われちゃった爆笑でも、渋い赤(蘇芳・すおう)色がお気に入りなのルンルン


本番では烏帽子を着けます。狩衣の烏帽子は烏帽子の中で1番格式が高い立烏帽子といい、縦に長いんです!

ピーンとした真新しい装束に袖を通して烏帽子を着けると、なんか雅なお子様になった気分照れおじゃる丸やー口笛




ちなみに、雅楽でよく使われる装束はこの直垂(ひたたれ)です。直垂は武士の正装で、直垂を着る時に着ける烏帽子は途中でペコッと折る形のものなんです。ちなみにバツブルーちなみに、このビミョーな茶色は定番カラーで、海松(みる)色といいます。



普段は龍笛を担当していますが、今回は楽箏を担当しましたキラキラ1年生の頃からずっとやってみたいなと思っていて、ようやく担当させてもらえました音符


楽箏は中国(唐)から伝わってきたお琴で、13本の弦を琴柱(ことじ)というもので調弦して演奏します。

"お琴"というと、生田流や山田流などで、春の海や六段の調べを思い出される方が多いと思います。日本で一般的に普及している琴と同じなんですが、雅楽の楽箏は弾くときに使う爪の形や譜面の書き方が全然違います。


そもそも琴(きん)はスーホの白い馬に出てくる馬頭琴のように、ギターのように指で押さえて音を変えている楽器のことなので、琴と箏は本来は全然違うものなんですよニヤリ


これは越殿楽の譜面の龍笛バージョンです下矢印

龍笛の譜面の隣に楽箏の運指が書いてあります。こう書いてあると曲を覚えていれば入るタイミングが分かりやすいし、見失ってもすぐに戻れるんです!!ちなみに、楽箏を担当する人がもし篳篥を担当していたら、篳篥の譜面に楽箏の運指が書いてありますウインク

雅楽の楽器にはそれぞれに役割があって、楽箏と楽琵琶は正しいリズムを他の管の人に示しています!割と重要な役だから緊張しちゃうタラー


しかも楽箏のポジションは2列目なので、結構お客さんに見られるんですチューなので、間違えたりしてもポーカーフェイスが必須!







用意されていた調弦がズレていたというハプニングがありましたが、なんとか最後までやりきれました流れ星



夏休みには雅楽の講習会があります。昨年は龍笛のことをびっちり学びました。先生に今年は楽箏のことも基礎から学びなさいと言われています。なので夏休みも精一杯頑張ります!!


それでは、また来週!