リガシュアシステムの導入について

あっという間に桜も散って、新緑のシーズンに突入です
ゆっくりお花見が出来なかったのが残念ですが、
新緑の季節も悪くないものです


石神井公園のボート池の畔にカメラマンのみなさんが集まっていたので、
一緒にアシの陰を覗いてみると、子ガモが数羽戯れていました
毎朝通勤の際に眺めるのですが、和みますね


さて、ホームページにも告知しておりますが、
当院では手術の際に『リガシュア』システムを導入しています。
『リガシュア』とは縫合糸を使わずに血管を遮断する機械です


『リガシュア』を使用するメリットはいくつかあるのですが、
人の手で血管を結紮するのに比べて、
手術時間が圧倒的に短く出来ることがあります
余計な量の麻酔を使わなくて済むので、覚醒もスムーズになります


また、人工物である縫合糸を無駄にお腹の中に残さずに済みます。
人によってはお腹に残した縫合糸が癒着して、
腫瘍のような塊を形成してしまうことがあります
(縫合糸反応性肉芽腫といいます)
このようなリスクを軽減させることができます

そして、人の手で結紮するよりも綺麗で確実な止血ができます。
(自分の手で結紮した方が確実だ、という獣医さんもいるかもしれませんが。。。)


この機械で、安心な手術ができますね