1116 妄想小説「嵐の夜には」第20話。 | スギマンのブログ(SKE熊崎晴香・女優小林亜実・HKT地頭江音々応援ブログ)

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第20話「スギの告白」




久しぶりの入院生活も1ヶ月。

スギは亜実を庇うように燃え盛る炎の中で熱さから耐え抜いた。

そして大雨で火が消えたおかげで命は助かったが、背中などを中心に火傷を負ってしまった。


痛みはなくなったものの、未だに退院出来ないでいた。


スギが病室のベッドの上で外の景色を眺めていると…


亜実「スギくん♪」


笑顔の亜実が入口からひょこっと顔を出した。


スギ「亜実♪」


スギの顔にも笑顔がこぼれる。

すると、亜実の後ろから…阿弥と桑島の姿が見えた。

「……えっと…」


阿弥「そっか…記憶をなくしてからは、桑島さんは初めて会うことになるもんね…」


桑島「……本当に記憶ないんだな…」


桑島はスギに認識されてないと感じ、改めて衝撃を受けた。


すると…

「亜実」

「……なに?」


「桑島さんと話してみたいことがあるから…悪いけど…」

「うん、分かった…」

スギが真剣な目をしていたので、亜実は素直に2人だけにしようと思った。


「阿弥ちゃん、下の喫茶店に行こっか?」

「なにぃ~?私だって来たばっかりなのにぃ~?
……話が終わったら、桑島さん呼びに来てね?

阿弥は冗談っぽく口を尖らせながら、亜実と2人で病室を出ていった。








亜実と阿弥が居なくなり、病室にはスギと桑島のみになった。


「えっと…本当に記憶がないなんて驚いたよ…」

初対面じゃないのに、初対面として話す…みたいな不思議な状態に、桑島もなんとなくぎこちない。


……しかし


「桑島っ!!」


「えっ!?」


急に呼び捨てにされて桑島は驚いた。


……呼び捨てで呼ばれる感じ。
まるで、昔のように…


「なんだ?まさか、急に記憶でも取り戻したのか?」

桑島は笑いながらスギの顔を見る。
しかし、スギの顔は真剣だった。



「……その、まさかだよ」

「えっ!?」


「どうやら…背中を火傷したときに、嵐が来て雨に打たれたからかな?」

「思い出したのか!?」

「同じようなショックを受けると思い出す……これって本当なんだな…」


「亜実たちは?」

スギは首を横に振る。

「まだ…言ってない…」

「……なぜ?」










「亜実に言う前に…おまえに謝りたいことがあったから……」





つづく




この小説のようなものは、あくまでもスギマンの妄想であり、登場人物とか家族構成とか関係性は全てフィクションです(笑)

昨晩にあげる予定が……安定のネオチでした(笑)





では、また(^ω^)