1076 妄想小説「嵐の夜には」第8話。 | スギマンのブログ(SKE熊崎晴香・女優小林亜実・HKT地頭江音々応援ブログ)

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SKE48を2015年3月に卒業した小林亜実さんを応援しています(^ω^)
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(最近は川嶋美晴ちゃん、杉山歩南ちゃん、HKTの地頭江音々ちゃんも推してて…)
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第8話「由麻奈」





亜実「……何なの!?何が目的なの!?」


亜実が阿弥を睨みつける。


阿弥「フフフ…私はスギくんとお話がしたいだけよ…」


亜実とは違い、阿弥は余裕のある顔で答える。


あきらかに亜実は動揺していた。

阿弥はそんな亜実を後目に、スギに近寄り…


「とりあえず、お店に入れてくれないかな?ここで話していても良いけど…周りに聴かれたら不味いと思うよ?」


スギは阿弥から視線をそらして亜実を観る。

亜実は小刻みに震えていた。


(たしかに…ここで騒ぎになっても近所の迷惑になるだけだし、何よりも亜実をこの場所に立たせておくのも気の毒だ。)



スギ「……分かった。中に入って君の話を聞こう。」


「フフフ…ありがとう♪」





店内に1席しかないテーブルに、スギと阿弥は向かい合って座った。


亜実はスギの隣に座った。


まず口を開いたのは阿弥だった…。


「スギくん…私はあなたを探してたの…」

「え?……俺を?」

「……スギくん…昔のこと…覚えてる?」

「…………。」


「……だよね?私の顔を観ても、全く分からなかったもんね…。」

「え!?」

阿弥はバッグの中から1枚の写真を取り出した。





「……この…子は?」


「この子が本当の高木由麻奈よ。」


亜実は由麻奈の写真を観ると、静かに涙を流しだした。


「私は…由麻奈の親友なの」


「由麻奈…さんの?」


「そう…そしてね、スギくん…」


「……やめて!!」


亜実が阿弥の発言を邪魔しようとする…

しかし、阿弥は亜実の声よりも大きな声で…




「由麻奈はあなたの恋人だったの!!」


「え!?………」


そう言うと…もう1枚の写真をスギに見せた。


その写真は、スギと由麻奈…そして阿弥の3人が寄り添って写っていた。


「スギくんは大学で由麻奈と知り合ったの。私達…3人でよく遊んでたんだよ…」


「う……う……」

亜実が大粒の涙を流して泣いていた。
しかし、阿弥は容赦なく続けた。



「でも、由麻奈は有名な企業の1人娘で、ご両親はあなたとの交際を許してなかったの…」


「俺が……その子と!?」


「そう。それである日…ご両親は、由麻奈を突然留学させることにしたの…」


「……!?」


「海外に行って離れ離れになれば、若い2人のことだ…他に好きな人が出来るだろうと思っていたみたい…」


「そんな……」


「しかし…スギくんはご両親が思いもよらない行動に出たの…」


「え!?」


「それは…由麻奈が留学する予定だったあの日…」






つづく




この小説のようなものは、あくまでもスギマンの妄想であり、登場人物とか家族構成とか関係性は全てフィクションです(笑)






次回もスギたちの過去を阿弥が語ります(((^_^;)





では、また(^ω^)