779 【妄想小説?】「抱きしめられたら」第24話。 | スギマンのブログ(SKE熊崎晴香・女優小林亜実・HKT地頭江音々応援ブログ)

スギマンのブログ(SKE熊崎晴香・女優小林亜実・HKT地頭江音々応援ブログ)

SKE48を2015年3月に卒業した小林亜実さんを応援しています(^ω^)
現役では熊崎晴香ちゃん推しですが、基本はSKE箱推しブログです。
(最近は川嶋美晴ちゃん、杉山歩南ちゃん、HKTの地頭江音々ちゃんも推してて…)
要はKSDDブログです←

前回のリンク先

774 【妄想小説?】「抱きしめられたら」第23話。

過去のリンク先

カテゴリー「小説のようなもの」一覧からご覧下さい( ・∇・)





それでは…スタート!!






妄想小説?「抱きしめられたら」

第24話「ハルカの告白」





スギマンが慌てて玄関から出てくる。

スギマンの姿を見たハルカは…両手で顔を覆って泣き出した。

「ハルカ!?」

スギマンはハルカのもとに駆け寄ると、ハルカはスギマンに抱きついて泣き続けた。












「黙って居なくなって、悪かった…」

ようやく落ち着きを取り戻したハルカにスギマンは頭を下げた。


スギマンは泣きやんだハルカをなだめながら、とりあえず家の中に入ってもらった。


居間のテーブルの椅子にハルカを座らせると…


「ほら…」

スギマンは缶コーヒーをそっと渡す。

「……ありがとう」





スギマンはハルカと同じ缶コーヒーを飲みながら話始めた。

「……亜実が死んで、ばあちゃんが死んで…1人で病室の天井を眺めていたら、もう何もかもどうでも良くなっちゃったんだ…」

スギマンは俯きながら続ける。

「そんなときに、もう一度海外へ行こうって思った」

ハルカに視線を向けながら
「しばらく日本を離れて…気持ちの整理をつけたかったんだ…」

と言った。

ハルカはコーヒーを一口飲んで…黙って聞いていた。


「海外で忙しく過ごしているうちに、辛かったことが…段々と薄らいでいったんだ…」

ハルカはそっと、飲みかけの缶コーヒーをテーブルに置く。

「それで、1度日本に帰ろうと…おじさんに連絡したら…ハルカが小林亜実という名前でデビューをするって話を聞いて…そして…」

「スギマン!!」

スギマンの話を遮るように、ハルカが叫んだ。



「私…スギマンが好きなの!!」


ハルカはまっすぐな目でスギマンを見つめた。
スギマンは黙ってハルカを見ていた。



「スギマンがこの家の鍵をハルカに預かってくれって言われたとき、すごく嬉しかったの!」

ハルカは笑顔で言うと…今度は…

「でも…実際は、ハルカにじゃなくて…お姉ちゃんに渡せ…ってことだった…」

ハルカの顔が曇りだす…

「それが…すごくイヤだった…お姉ちゃんに渡したくない…スギマンのことをお姉ちゃんに渡したくない…そう思ったの…」

ハルカの瞳が涙を作る…

「だって!花火を…お姉ちゃんはスギマンと花火を見られなかったけど、私はスギマンと一緒に花火を見たんだもん!」

「なのに、スギマンはいつまでたっても…お姉ちゃんのことを…愛して…いて…」

そして、ついに泣きながら…

「お姉ちゃんのことが…好きなのに…お姉ちゃんのことを……憎いって…」

スギマンはハルカを抱きしめた。

「ごめんな…俺…ハルカの気持ちに気づいてやれなくて…」


ハルカの頭を撫でながらスギマンが言った。








つづく。







この小説のようなものは、あくまでもスギマンの妄想であり、登場人物とか家族構成とか関係性は全てフィクションです(笑)
次回…ようやく最終回です( ・∇・)







では、また(^ω^)