年末掃除の間にお茶を一服

(備前焼 : 夫の就職祝)

宝篋山で野点をするが、家でもほぼ毎日、夫は茶を点てる。米子では義母が点てる。夫は京都の学生時代10年、茶道の稽古に通ったらしいが、義母は特に習ったというわけてはない。

米子は県境で宍道湖の向こうは島根県、松江の文化圏に近い。茶人、不昧公の影響か、お茶と言えば抹茶を嗜む。茨城の梨農家が、鳥取20世紀梨の畑で抹茶を勧められて驚いた話を聞いたこともある。

朝ドラ「ばけばけ」で松江の方言を聞くと、懐かしく感じる。「ゲゲゲの女房」の舞台も米子市隣の安来市だったので、言葉が懐かしかった。夫が言うには、夫の祖父は「菓子」を「くゎし」と発音していたと。茶菓子も不昧公好みの落雁「山川」が祖父の好物だった。

以前、不昧公が魚籠を茶籠に使っていたことを知り、自作の茶籠や茶箱を作ったことがある。

(鳥獣戯画に凝っていた頃、絵付もやってみた)

(2代目のバリ島の茶籠に使っている籠と母が使っていたハープ型の香水の空瓶を振り出しに)

旅行や山散歩の時は、モンベルの巾着をもっ行くことが多い。海外にも、勿論アルザスにも持っていったし、コルビュジエのラ·トゥーレット修道院やアルケ·スナン王立製塩所の庭などでも抹茶を楽しんだ。外でもお湯を持っていけば、カスは出ないし扱いが楽である。

旅行先で茶碗になるような器を買うのも楽しい。多治見で、給食用の器に絵付した物を見つけて愛用しているが…

お正月前に茶碗の入れ替えをして、大樋焼と備前焼、私が以前習っていた先生から頂いた「瑞雲」も紅白でおめでたいから出してみた。

備前焼のお茶碗で一服頂いて衝撃💥 固い焼物で夫が職場の置き茶碗にしていてたため、中は茶筅で滑らかに光っているところもあるが、茶碗の硬質な口当たりと味が違う!給食の絵付茶碗は旅の思い出として味わいがあるが、抹茶茶碗で頂くお茶は格別!

その後、大樋焼でお茶を頂くと、楽茶碗の手に馴染むほっこりとした温かさ、金沢の新婚旅行の思い出と共にゆったり美味しく頂いた。

大樋焼は、楽焼の脇釜と言われるが、ろくろを使わず手びねりで作られ、独特の飴釉を施す。温かく軽やかな手触り、口触り。何処を正面にしても良いのだが、器の中に双峯の筑波山を見立てて…

夏用に使っていた小振りのガラス器、岡山の大原美術館の前で買った沖縄の再生グラスで、沖縄の海の青が目に浮かぶ、そしてカガミクリスタル…

亡き義父が作った「と」印の茶碗もある。

このところ海外での抹茶ブーム等で価格が上り、品薄になっていて、馴染みのお茶屋さんに頼んでいるのだが値段も倍、1缶づつしか買えないえーん 夏の水出し抹茶やカフェインレス抹茶などもなかなか買えないえーん

抹茶は気軽に楽しんでいるが、茶道は奥深く、空間としては時空を超えて味わい深い。

私が今まで出会った茶道の先生は、どの先生も心から尊敬できる素晴らしい先生方で、諸事情で続けられなかったのは残念…

昔一緒に茶道を習っていた友人が茶道を再開し、「炭手前」の空間について語っていたが、茶室の中で、時空を超えた心の交流や共有感…✨ 

今年読書で追い求めた「空間」と「意識の流れ…」を超越した味わいと世界が広がっている…✨

好きな茶室は 京都の東山、将軍塚青龍殿にあった「光庵」お茶を頂けるわけでもないが、冬の日のガラスに降りた霜と共に京都の街並みを見下ろして輝いていた✨
★「光庵ーガラスの茶室」(吉岡徳仁)

積ん読になっている★「茶室学」(藤森照信)も読もう…

また、もう一服🍵…